遅くなりましたが,ようやく研究発表に関する記事が全部公開になりましたので,2016年度の報告をさせていただきます.
本格始動して2年目の中村研究室(学部4年生 12人,学部3年生 6人の計18人)の2016年度の研究発表の成果は下記の通りでした.また,卒業研究論文も12件無事出すことができ,全員が無事(直前まで色々と大変だった学生さんたちはいますが)卒業(大学院進学)することができました.
まずは色々な学会にて発表させていただきありがとうございました.学会の場で研究について色々とコメントいただいたことが,学生の成長に,そして研究の発展に繋がっています.本当にありがとうございました.また,合同研究会をやっていただいた皆様本当にありがとうございました.合同研究会のおかげでこうした成果が生まれています.2017年度も是非よろしくお願いいたします.
とはいえ,今年度についてはまだまだ私の力が足りていないので,論文誌や国際会議はほとんどありません.ですが,大学院生もメンバーに加わり,徐々に学生さんたちは力をつけていますし,論文誌や国際会議に挑戦したいという思いも高まりつつあるようです.ぜひ今後に期待いただければと思います.
一応,2016年度のすべての研究室の発表が記事になっていますので,興味のある研究タイトルがありましたら是非読んでいただければと思います.共同研究について絶賛募集中ですので,もしご興味のある方いらっしゃいましたら,是非ともよろしくお願いいたします.
また,学生ごとの記事は下記のリンク(タグ)でまとめておりますので,興味のある学生がいましたら是非まとめて読んでいただければと思います.企業の方で,是非この学生がほしい!とかありましたら,是非その学生について今後記事をチェックいただけますと幸いです.(私として,学生さんにとって最も重要なのは,名刺代わりになる研究成果と,そしてそれをウェブに残すことだと考えていますので,それがとりあえず全員できたので最低限のことはできたかな?).
- 学部4年生: 大野 直紀,神山 拓史,佐藤 剣太,白鳥 裕士,田村 柾優紀,新納 真次郎,牧 良樹,松田 滉平,田島 一樹,土屋 駿貴,前島 紘希,松井 啓司
- 学部3年生: 斉藤 絢基,樋川 一幸,阿部 和樹,久保田 夏美,福地 翼,山浦 祐明
論文誌
国際会議
- Kyosuke Maeda, Yoshinori Hijikata, and Satoshi Nakamura: A Basic Study on Spoiler Detection from Review Comments Using Story Documents, Proc. of the the 2016 IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence (IEEE/WIC/ACM WI’16), pp.572-577, Omaha, USA, October, 2016.
- Natsumi Kubota, Shinjiro Nino, Satoshi Nakamura and Masaaki Suzuki: A Sustainable Practice Method of Hand-drawing by Merging User’s Stroke and Model’s Stroke, The First International Workshop on coMics ANalysis, Processing and Understanding (MANPU 2016), December 2016. (to appear)
国内会議(査読あり)
- 久保田 夏美, 新納 真次郎, 中村 聡史, 鈴木 正明: “Mojivator: 手書き文字の自動融合により書きたくなる練習支援システム”, 第24回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2016)論文集, December 2016.
- 樋川一幸, 松田滉平, 中村聡史: “Deconaby: ウェブ上の画像に対する解説アニメーション付与システム”, 第24回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2016)論文集, December 2016.
国内会議(査読なし)
- 新納 真次郎, 中村 聡史, 鈴木 正明, 小松 孝徳: コミック作成における平均描画手法の可能性, 第30回 人工知能学会全国大会(JSAI2016), 1E3-4in2 (2016/06/06). [口頭, インタラクティブ]
- 佐藤 剣太, 中村 聡史, 鈴木 正明: 電子コミックの表現を豊かにする手書き文字アニメーション生成手法, 第30回 人工知能学会全国大会(JSAI2016), 4L4-4in2 (2016/06/09). [口頭, インタラクティブ]
- 前田 恭佑, 土方 嘉徳, 中村 聡史: ストーリー文書を用いたレビュー文書でのネタバレ検出に関する一検討, 第30回 人工知能学会全国大会(JSAI2016), 3O4-OS-04b-2in1 (2016/06/08). [口頭, インタラクティブ]
- 久保田夏美,新納真次郎,中村聡史,鈴木正明,小松孝徳:ユーザに気づかせつことなく書写技能を向上させるシステムの提案,情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), 2016-HCI-169, 1 – 8(2016-08-22), 2188-8760 学生奨励賞
- 山浦祐明,田村征優紀,中村聡史:視線に追随したエフェクト重畳によるデジタルコンテンツの体験拡張手法の提案,情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),2016-HCI-169(13),1-8(2016-08-22),2188-8760
- 樋川一幸,松田滉平,中村聡史: ウェブ上の画像に対する解説アニメーション付与手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),2016-HCI-169(14),1-8 (2016-08-22) , 2188-8760
- 斉藤絢基,新納真次郎,中村聡史,鈴木正明,小松孝徳:手書き文字に対する書き手識別と好感度に関する調査,情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),2016-HCI-169,1-8(2016-08-22),2188-8760
- 福地翼,松井啓司,中村聡史: 周辺視への錯視図形提示によるコンテンツ視聴手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),2016-HCI-169(15),1-8 (2016-08-22) , 2188-8760
- 阿部和樹,土屋駿貴,大野直紀,中村聡史,山本岳洋: 音楽動画に対するソーシャルコメントと音響・映像特徴量を用いた印象推定手法の検討,GNワークショップ2016(GN Workshop 2016)論文集,2016,1-7(2016-11-11), ベストプレゼンテーション賞
- 松井啓司,中村聡史: 周辺視野への視覚刺激提示が時間評価に及ぼす影響,情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(SIGHCI171), 2017.
- 松田滉平, 中村聡史. PhoToDo:写真によるToDo管理システムの提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), 2017, vol. 2017-HCI-171, no. 15, p. 1-7
- 前島紘希, 中村聡史: スマートフォン上のスクリーンキャプチャ画像探索手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(SIGHCI171), 2017.
- 神山拓史, 中村聡史: 街歩き時の視線ログ分析による迷子特徴に関する調査, 情報処理学会 ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol. 2017-HCI-172, No. 2, pp.1-8.
- 田島一樹, 中村聡史: WePatch: ユーザの手によるWeb上のBADUI改善システム, 情報処理学会 ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol. 2017-HCI-172, No. 23, pp.1-8.
- 白鳥裕士, 中村聡史, 小松孝徳. サッカーのネタバレが観戦者の態度に及ぼす影響. 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC), 2017, vol. 2017-EC-43, no. 17, p. 1-8.
- 土屋駿貴, 中村聡史. 調理行動からの個性抽出の可能性に関する検討. 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC), vol. 2017-EC-43, no. 9, p. 1-8.
- 大野 直紀, 中村 聡史: 特定文字列を用いた周辺視野における知覚的鋭敏化の特性解明, 情報処理学会 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC),2017-EC-43(18),1-8 (2017-03-03) , 2188-8914.
- 新納真次郎, 斉藤 絢基, 久保田夏美, 中村聡史, 鈴木正明: オフライン手書き文字数式化手法の提案と大規模平均文字の比較, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), 2017.
- 佐藤 剣太, 中村 聡史: 長距離通勤・通学者向けの場所に応じた暗記項目提示による学習支援手法の提案とその検証, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN),2017-GN-101(13),1-8 (2017-03-03) , 2188-8744.
- 田村 柾優紀, 中村 聡史: ポケット内のスマートフォンによる両足ジェスチャ認識手法の提案と分析, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN),2017-GN-101(10),1-8 (2017-03-03) , 2188-8744.
国内会議(査読なし。ポスター・デモのみ。口頭発表もあるものは除く)
- 福地翼, 又吉康綱, 松井啓司, 中村聡史: IllumiFrame:錯視図形を利用した額縁型視聴体験拡張システム, 第24回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2016)論文集, December 2016.
- 田島 一樹,中村 聡史: Web 上の BADUI をユーザの手で改善可能とするシステムの提案, 第24回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2016)論文集, December 2016.
- 新納 真次郎,萩原 奈苗,中村 聡史,鈴木 正明,小松 孝徳: Average Painter:平均化による描画支援手法, 第24回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2016)論文集, December 2016.
- 牧 良樹, 中村聡史, コミックの読書進度によるネタバレの影響度調査, HAIシンポジウム2016, December 2016.
- 白鳥裕士, 中村聡史, 小松孝徳. サッカーのネタバレが視聴者の観戦態度に及ぼす影響, HAIシンポジウム2016, December 2016.
卒業研究論文
- 松井啓司: 周辺視野への視覚刺激提示が時間評価に及ぼす影響
- 大野直紀: 周辺視野における知覚的鋭敏化の特性調査とその応用
- 白鳥裕士: サッカーのネタバレが視聴者の観戦態度に及ぼす影響
- 牧良樹: コミックの読書進行度によるネタバレの影響度調査
- 神山拓史: 迷子者の視線分析に基づく迷子要因に関する調査
- 土屋駿貴: 調理行為における個性および自分らしさの分析
- 松田滉平: PhoToDo: 写真によるToDo管理システムの提案
- 前島紘希: スマートフォン上のスクリーンキャプチャ画像探索手法の提案
- 田村柾優紀: ポケット内のスマートフォンによる両足ジェスチャ認識手法の提案
- 新納真次郎: オフライン手書き文字数式化手法の提案とその応用
- 佐藤剣太: 長距離通勤・通学者向けの場所に応じた暗記支援手法
- 田島一樹: WePatch: ユーザによるWeb上のBADUI改善システム
卒業研究については,上記の研究会などで発表したものとそれぞれ対応しています.