SIGHCI171で「スマートフォン上のスクリーンキャプチャ画像探索手法の提案」というタイトルで発表してきました(前島紘希)

投稿者: | 2017年2月3日

こんにちは.B4の前島紘希です.2017年1月23日と24日に沖縄県石垣島の大濱信泉記念館で開催された第171回ヒューマンコンピュータインタラクション研究発表会(SIGHCI171)に参加して発表してきましたのでその報告をさせていただきます.

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研究の概要

皆さんはスクリーンキャプチャ機能を使ったことがあるでしょうか? スクリーンキャプチャはパソコンやスマートフォンの画面を画像として保存する機能のことです.特にスマートフォンのスクリーンキャプチャは,通信販売のメールや飛行機のQRコードの保存,時刻表や乗り換え案内の保存,面白い会話の保存や時間割の保存,ゲームのためのステータス比較やゲームアプリでの思い出を残すためなど様々な用途で使われています(少なくとも私は使っています).

このようにスマートフォンのスクリーンキャプチャは多岐にわたる用途で利用されているため,大量のスクリーンキャプチャ画像が写真フォルダにたまってしまい,必要な時に必要なスクリーンキャプチャ画像が見つからないといった問題を抱えたユーザがいます(例えば私は2年間で5000枚を超えるスクリーンキャプチャ画像がスマートフォン内に保存されており探索に悩まされています).そのようなユーザのためにスクリーンキャプチャを自動分類し,探索に活かそうというのがこの研究の目的です.

本研究では,スマートフォンのスクリーンキャプチャについての予備調査,特性を利用した分類手法の提案,分類手法を実装したプロトタイプシステムを利用した探索実験を行なっています.

予備調査から,スクリーンキャプチャ画像には

  • 似た構図のものが多い
  • 短時間で連続撮影される

といった特性があることがわかりました.

 

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似た構図の画像

スクリーンショット 2017-02-03 10.29.44

連続撮影された画像

© GREE, Inc
©1999-2016 DeNA Co.,Ltd

 

この特性を利用して

  • 画像特徴量を用いた分類手法
  • 撮影時間を用いた分類手法

という2種類の分類手法を提案しました.

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画像特徴量を用いた分類手法

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撮影時間を用いた分類手法

 

探索実験で従来のスマートフォンの写真フォルダの提示手法との比較を行ったところ,探索にかかる時間はすべての手法で大きな違いはなかったものの,ユーザの満足度は画像特徴量を用いた手法が高く,逆に撮影時間を用いた手法は低く評価される結果となりました.

投稿した論文は以下からダウンロードできますので詳細な内容につきましてはこちらをご覧ください.また,発表で使用したスライドも以下となっています.

前島紘希,中村聡史:スマートフォン上のスクリーンキャプチャ画像探索手法の提案,第171回ヒューマンコンピュータインタラクション研究発表会(SIGHCI171),2017.

感想

開催地の効果もあってか様々な研究分野の人たちが参加されていたようで面白い発表をたくさん聞くことができました.また,研究の内容以外でも色々なお話を聞くことができてとても勉強になったと感じる研究会でした.またどこかの研究会でお会いできたらと思います.

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また,石垣島は初めて行ったのですが過ごしやすく,とてもいいところでした.食べ物も美味しく,景色もとても良かったです.今後行くことがあればゆっくり観光して行きたいですね.みなさんも(特に海のないところに住んでいる方は)是非石垣島に行ってみてはどうでしょうか.

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