WISS2016で「IllumiFrame:錯視図形を利用した額縁型視聴体験拡張システム」というタイトルでデモ発表してきました(福地翼)

投稿者: | 2017年1月24日

中村研3年の福地翼です.

去年の12月中旬に滋賀県長浜市で行われた24th Workshop on Interactive Systems and Software (WISS 2016)に参加し,デモ・ポスター発表をしましたのでその報告をさせていただきます.

研究の概要

発表したデモ・ポスターのタイトルは,「IllumiFrame:錯視図形を利用した額縁型視聴体験拡張システム」というものでした.

YouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトの普及により,私たちが触れることのできる動画コンテンツは格段に増加したと言えます.特に,音楽動画ではVOCALOIDの登場にその増加が顕著なものとなっています.ここで,私達は過去に行った「周辺視への錯視図形提示によるコンテンツ視聴手法の提案」という研究によって,コンテンツの周辺へ錯視図形を提示したときにコンテンツの印象に影響を与えることを明らかにしてきました.

本研究では,特に増加の著しい音楽動画に対して,先述した錯視図形のコンテンツへの影響を利用した視聴体験拡張システムを実装し,より多様な体験を得ることが可能な視聴環境をユーザに提供することを目指しています.ここでは,Songleの音楽分析技術をもとに,音楽に連動した錯視図形を提示するというものになっております.また,周辺に動画をぼかしたものを大きく提示することにより,迫力などを増幅するものとなっています.下記のリンクから実際にシステムを体験することができますので是非お試しください.

実装システム IllumiFrame

スクリーンショット 2016-10-27 11.07.28

livetune feat. 初音ミク 『Tell Your World』Music Video

また,こちらに発表で使用したポスターをアップロードしましたので,参考にしていただけますと幸いです.さらに,原稿については下記からアクセスすることが可能です.

[論文情報]

福地翼, 又吉康綱, 松井啓司, 中村聡史: IllumiFrame:錯視図形を利用した額縁型視聴体験拡張システム, 24th Workshop on Interactive Systems and Software (WISS 2016), 1-2, (2016-12-14)

 

感想

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今回はデモ・ポスターでの発表だったので登壇発表とは異なる緊張や難しさがありましたがなんとか乗り越えることができました.また,ポスター発表という対話形式の発表だったからこそシステムに関する様々な助言をいただくことができました.今後は,いただいた助言をもとにシステムの改善に精進していきたいと思います.

WISS2016で「IllumiFrame:錯視図形を利用した額縁型視聴体験拡張システム」というタイトルでデモ発表してきました(福地翼)」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: WISS2020にて「askTA : 消極的な受講生でも質問可能なオンライン演習講義支援システム」というタイトルでロング発表し,最優秀発表賞(一般)を受賞しました(又吉康綱) | 中村聡史研究室

  2. ピンバック: 2020年度 修了生: 又吉 康綱【修士(工学)】#20 | 中村聡史研究室

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