2021年度 修了生:野中 滉介 【修士(工学)】 #24

投稿者: | 2022年3月26日

野中 滉介さん

学部3年生~修士2年生の4年間研究室に在籍し、国際会議発表3件(主著が2件)、国内会議発表10件(主著が5件)と、コロナ禍で大変ななか、わずか4年間でかなりの成果を残しました。

まず学部3年生の頃には、歌詞における文字の形状が音楽動画の印象をどう変容させるのかといった研究に取り組み、切ない・滑稽・かわいいなどは制御可能なことを明らかにしました。またその成果をもとに、ペルーで開催された国際会議で発表しました

学部4年生からは、推しの音楽を他人に聞いてもらうための仕組みとして、これが好きなれこれ、これが嫌いならこれといった形で分岐して音楽を人力で推薦可能な分岐型プレイリストを提案し、その有用性を明らかにし、卒業研究としてまとめました。

また、修士では、その提案手法をreco.muという形でサービス化し、運用をもとにしてその分岐型プレイリストの特徴などを明らかにしました。この結果は、残念ながらオンライン開催となった国際会議でも発表しました。さらに、個人で分岐型プレイリストを作るのはハードルが高いことに注目し、二人で共同作業で分岐型プレイリストを作成する手法を提案し、その二人の関係性による違いなどを明らかにするとともに、修士論文「分岐構造を持つプレイリストを用いたユーザ間音楽推薦に関する研究」を書き上げました。

野中君は、その秀でた開発力で、研究室の数多くのシステム開発を行ってくれたばかりか、後輩のシステム開発のサポートをしてくれたり、研究室内でレクチャーをしてくれるなど、随分研究室運営において助けられました。また後輩も多数指導してくれ、中村研の研究の幅を広げることに一役買ってくれました。

4月からエンジニアとして働いてます。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

業績

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