2023年度 修了生:青木 由樹乃【修士(工学)】 #34

投稿者: | 2024年4月4日

青木由樹乃さん

学部3年生~修士2年生の本配属の4年間研究室に在籍し、国際会議発表1件、国内会議発表7件(主著が5件)と、コロナ禍で大変ななか、わずか4年間ですごい成果を残しました。

まず学部3年生の頃には、自身の名前などを手書きする際に、周辺の手書きの綺麗さがどのように影響するかを調査し、手書きがきれいな人はきれいな手書きの周辺に、あまりきれいでない人は周りの手書きもあまり綺麗でないところに書こうとすることを明らかにしました

また、学部4年生の頃からは、衣服を多数所有するひとにとって、服のコーディネートがワンパターン化した結果、衣服がタンスの肥やしになってしまう問題に着目し、ビンゴのマス目に衣服をそれぞれ配置することで、新たなコーディネートを生み出す手法を提案および実験で有用であることを示し、卒業論文としてまとめました。この成果は、国際会議でも発表しました。

修士では、BingoFitをサービス化し、長期的な運用を行っていくことによって、季節を問わず効果的であること、また衣服の所有枚数が少ないユーザ(主に男性など)でも効果的であることなどを明らかにしました。さらに、あまり着ない服をビンゴの中心二配置したり、よく着る服の組み合わせをあえてねじれの位置に配置する手法により、新たなコーディネートが生み出されることなどを明らかにしました。また修士における一連の研究を整理し、修士論文「所有する衣服の活用促進に向けたビンゴゲーム型衣服提示手法と実践」を書き上げました。

青木由樹乃さんは、とにかくアイディアを出す力に優れており、研究室内でのアイディアソン・ハッカソンなどで取り組んだものが、学会発表につながるだけでなく、後輩の研究アイディア出しに特に貢献してくれました。また、ここぞの集中力がすごく、プレゼンや原稿などの質も特に高く、よく感心していました。

卒業後はエンジニアとして働いてます。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

業績

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