HCII2023で"BingoFit: A Bingo Clothes Presentation System for Utilizing Owned Clothes"というタイトルでポスター発表をしてきました。(青木由樹乃)

   

はじめに

こんにちは。中村研究室M2の青木由樹乃です。
最近涼しくなってきて、夜の散歩が気持ち良い季節ですね〜〜できる限りこの気候が続いてほしいと思う今日この頃です。

先日デンマークのコペンハーゲンで開催されたHCII2023でポスター発表をしてきましたので、今回はその報告をさせていただきます。

 

今回HCII2023でポスター発表した内容は、HCI195HCI199で発表した研究成果を整理して、英語化したものとなっています。

 

研究内容

皆さんはついついいつも同じコーディネートをしたり、衣服をクローゼットに眠らせてしまったりしていませんか?
私は300着以上の衣服を所有しているのですが、その中には好んで頻繁に着用する衣服もあれば、存在自体を忘れて数年着用していない衣服など様々なものがあります。
このように、人々は複数の衣服を所有していますが、それらの衣服を全て活用することは困難です。
私は所有する衣服の着用回数の偏りに着目し、ビンゴゲームの要素を取り入れ所有する衣服を満遍なく着用させることで衣服の活用を促進させるシステムBingoFitを提案、検証してきました。

 

計9名の実験協力者に複数の季節でシステムを使ったコーディネート実験を行い、BingoFitシステムが一年中利用可能であるかどうか調査しました。

実験の結果、気温の暖かい時期の方が1週間に埋められるマスの数は比較的多く、実験を重ねるごとにより少ないマスの数で効率的にビンゴをするようになることがわかりました。また、ビンゴカードの中央のマスが選択されやすい傾向が見られました。

 

 

今後は、マスの位置による選択の誘導の可能性について調査していきたいと思います。

 

ポスター

 

詳しい内容は下記をご覧ください。

論文情報

Yukino Aoki, Kouta Yokoyama, Satoshi Nakamura. BingoFit: A Bingo Clothes Presentation System for Utilizing Owned Clothes, International Conference on Human-Computer Interaction (HCII 2023), Vol.CCIS, volume 1834, pp.10-16, 2023.

 

感想

初めての国際学会で、初めてのポスター発表でした。慣れない英語に苦戦しながらも、さまざまな国の方に自分の研究を伝えることができたのはとても貴重な経験になりました。英語を喋るのも理解するのもいっぱいいっぱいだった私に親切とコミュニケーションをとってくださった参加者の方々の温かさに感動しました〜

 

コペンハーゲンはどこを切り取っても映画のワンシーンのような、情緒のある歴史を感じる街並みでした。また、みんな親切で暖かい国だなと心がポカポカしてました。

最後に、お忙しい中、ご協力いただいだ中村先生、後輩、同期に感謝申し上げます。今回の発表を通して、サポートしてくださる方々のおかけで、貴重な体験ができているということを改めて実感しました。誠にありがとうございました。

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