2021年度 修了生：松山 直人 【修士（工学）】 #27

   

松山 直人さん

学部3年生～修士2年生の4年間研究室に在籍し、表彰2件、国内会議発表9件（主著が5件）と、コロナ禍で大変ななか、わずか4年間でかなりの成果を残しました。

まず学部3年生の頃には、視線の動きから向き合ってるユーザインタフェースがBADUIかどうかを判定する研究に取り組みました。この研究の成果は、学会も表彰されました。

また学部4年生のときには、SlackやLINEなどで返信をするのを忘れてしまう問題に着目し、スクリーンショットを撮ることで横断的に返信し忘れ防止する手法を提案し、卒論としてまとめました。

さらに、修士からは、タスクがどんどん溜まっていってしまい処理できない問題に着目し、「このタスクはこのタスクより簡単だよ」と比較するタスクを同時に提示することで、タスクに取り組む手法を提案しました。また実験により、比較タスクの負荷が遂行タスクの負荷より大きくなるとタスクの遂行率が上がることなどを明らかにしました。その後、負荷の高いタスクを提示すると遂行意思はどうなるのかといったことを検証する実験や、実際にシステムとして実装し、長期的に運用する実験を実施し、その良い点と悪い点などを明らかにしました。こうした一連の成果で学会で表彰されるとともに、修士論文「負荷の大きいタスクの並列提示によるタスク遂行促進手法に関する研究」を書き上げました。

松山君は、後輩のサポートを積極的にやってくれ、特に運転関係における研究において様々な多大な貢献をしてくれました。また、その明るいキャラクタを活かし、研究室の色々なイベントや、ハッカソンなどでチームを盛り上げてくれました。

4月からエンジニアとして働いてます。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

業績

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