2019年度 修了生: 山浦 祐明【修士(工学)】#15

投稿者: | 2020年4月7日

山浦 祐明 さん

本配属の学部3~4年と,修士の1~2年の4年間研究室に所属し,表彰1件,国際会議発表2件(主著1件),国内会議発表12件(主著5件)の成果を残しました.

学部3年生では,ユーザの視線を取得し,その周辺視野部分をぼかすことによってコンテンツへの没入度などを高める研究に取り組みその有用性を明らかにしました.また,その成果が国際会議にも採録されました.

また学部4年生では,ポップアウトに関する研究に取り組み,少しだけ背景色を変更した商品が選択されやすくなることなどを明らかにしました.この研究は後輩に脈々と引き継がれ,自動販売機で飲料を実売する長期的な実験により,その特性をより明らかにすることができました

修士に入ってからは学部3年生の頃の周辺視野ぼかしに関する研究テーマを集中に利用可能とするよう発展させ,ここではまたシステムとしても他のゲームやアプリケーションなどでも利用できるようにするため実装を改良し,各種ゲームや,タイピング,読書やライティングなど様々なものを対象に実験を行い,その集中に関する有用性について明らかにしました.また,妨害刺激の影響を受けにくくなることなどを明らかにしました.この一連の成果をまとめ修士論文「周辺視野領域のぼかし強調による集中促進手法」を完成させました.さらにこの一連の成果により,表彰されました.

山浦くんは,中村研の面倒な事務作業を引き受けてくれ,その取りまとめでとても助けられました.また周辺視野ぼかしと集中,ポップアウトによる選択行動変容など研究室の主テーマとなっていくような研究を開拓してくれ,その幅が広がりました.

4月からはエンジニアとして働いています.どこかで見かけましたら,是非ともお声がけいただきますとともに,ご支援をよろしくお願いいたします.

 

業績

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