2018年度 修了生: 新納 真次郎【修士(理学)】#3

投稿者: | 2019年4月8日

新納 真次郎 さん

学部3~4年生と,修士1~2年生の合計4年間研究室に在籍し,表彰1,国際会議発表2(主著1),国内会議発表14(主著5)と,わずか4年間でかなりの成果を残しました.

研究はずっと手書きに関することで,学部3年生のころに取組んでいた,平均手描き図形に関する研究は,平均化すると利き手・非利き手で描かれるものはほぼ同じであることを明らかにし,その成果は国際会議でも発表しました.また,4年生の時に取り組んでいた研究では,中学校1~高校2年生までの5学年による手書きデータを収集し,100人規模で手書き文字を平均化するとほぼ一致することを明らかにしました.さらに,修士1~2年生ではひとが手書きを似ているというのはどういう要素によるものなのかといったことについて様々な研究に取り組み,各ストロークと,全体に着目した指標を作ることで,ある程度ひとの評価と似通った類似判定可能な手法を実現し,修士論文「ひとの文字の捉え方を考慮した手書き類似度評価手法の提案と応用」としてまとめました.

新納君は,中村研究室における手書きグループのリーダーとして,手書き関連の研究に取り組む色々な学生のサポートをしてくれました.また,別テーマとして,グループで音楽を楽しむUniottoを研究開発し,iOSアプリとしてApple Storeなどでも公開しています.さらに,それ以外にも特に後輩が手書き系の研究をするうえでの様々なシステム開発を行いました.

4月からは,Y社に就職し,エンジニアとして働いているようです.どこかで見かけましたら,是非ともお声がけいただきますとともに,ご支援をよろしくお願いいたします.

業績

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