EC2015で「平均図形も美しい」という研究発表を行いました(新納)

投稿者: | 2015年10月5日

暑かった夏も終わり、涼風が気持ちがいい季節になりました。

中村研究室 学部3年生の新納真次郎です。先日(9/25)、札幌市で行われたEntertainment Computing2015 (EC2015)に参加し、学会発表してきましたので、その発表内容について報告させていただきます。

今回はEC2014に中村先生が発表された、「平均文字は美しい」という研究の続きとなるものであり、「平均図形も美しい」という題目で発表させていただきました。

新納 真次郎 , 中村 聡史 , 鈴木 正明 , 小松 孝徳: 平均図形も美しい, エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集, 2015, pp. 469-478 (2015-09-18).

この研究の成果をざっくり説明すると、

  • 人が描いた図形を平均化したものは、主観的にも客観的にも実際に描いた図形に比べて綺麗になる
  • 複数人が描いた図形を平均化したものは、個々人が描いた図形を平均化したものに比べて綺麗になる
  • 非利き手で描いた図形を平均化すると、利き手で描いた図形を平均化したものに近くなる

というものです。詳しい研究の内容は、上に貼ってある論文PDFか、以下のスライドや動画で閲覧することが可能ですので、是非ご覧ください!

 

発表時のスライド

デモ動画

 

初めて学会といったものに参加し、かなり緊張しましたが色々と勉強になりました。

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またデモ発表では、たくさんの方がお立ち寄りいただき、多くの貴重な意見もいただけました。

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今回学会に参加して、他の方のデモブースや研究発表を見ることで、研究に対する意欲が触発されるいい機会になりました。今後も、ご指摘があったことなどを踏まえて研究を行うつもりです。

また次回のEC2016では、「水曜どうでしょう」のディレクターの藤村さんも参加してくださるという話があったので(あくまで予定ですが)、その時にはより良い研究発表ができればなと考えています。