2021年度 修了生:古市 冴佳 【修士(理学)】 #25

投稿者: | 2022年3月26日

古市 冴佳さん(中央)

学部3年生~修士2年生の4年間研究室に在籍し、表彰1件、論文誌筆頭が2件、国際会議発表1件、国内会議発表7件(主著が4件)と、コロナ禍で大変ななか、わずか4年間でかなりの成果を残しました。

まず学部3年生の頃にはヒップホップダンスの個性に関する研究に取り組み、骨格だけでひとのダンスを表現しても、その関節角度と上半身の動きで機械により個人識別可能なことを明らかにしました。この成果は、国際会議でも発表するとともに、論文誌にも採録されました。

また、学部4年生の頃にはひとの待ち合わせに着目した研究に取り組み、アイトラッカーを用いた実験で、現地での待ち合わせにおいて苦戦する人はどのような視野や視線の動かし方をしているのかについて明らかにしました。

修士に入ってから、コロナ禍の影響で対面型の実験ができなくなったため、まずはクラウドソーシングを用いて待ち合わせに関する基礎調査を行うとともに、LookAroundを用いたオンライン型の待ち合わせ実験を設計し、その待ち合わせにおいて難航するコミュニケーションはどのような特性を持つのかを明らかにしました。この成果は学会で表彰されるとともに、論文誌にも採録されました。また、その後オンライン型の待ち合わせにおいてうまくいかない要因を深い分析をもとに明らかにするとともに、会話内容をアイディアユニットに分け、その連続性をもとに分析し、その特性を整理し、修士論文「探索時の場所の伝達表現に着目した待ち合わせ困難なユーザの支援に関する研究」を書き上げました。

古市さんは、原稿チェックなどが丁寧で、また自身の原稿修正においても工夫をしており、研究室内での原稿チェックをより良いものにしてくれました。また、多くの後輩をサポートしてくれて、ダンス研究や手書きに関する研究を一段階進めてくれました。

4月から総合職として働いてます。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

業績

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