2024年度 修了生:青木 柊八 [学士 #46、修士 #39]

投稿者: | 2025年3月31日

青木 柊八さん

学部3年生~修士2年生の本配属の4年間研究室に在籍し、国際会議発表1件、国内会議発表7件(主著が4件)と、コロナ禍で大変ななか、4年間ですごい成果を残しました。

まず学部3年生の頃には、周辺視野への視覚刺激による時間知覚の研究に取り組みましたが、ここでは特に心の中で秒を数えるときに0から始める人と1から始めるひとがいるのではという仮説を立て研究をしました。実際に、ひとにより数え方に大きな違いがあるなどの知見が得られ、心の中でのカウントをそのまま用いるのは難しいことを明らかにしました

また、学部4年生の頃には、非流暢性効果を利用した記憶支援に関する研究に取り組み、ここでは記憶対象をぼかしておき、視線を合わせるとぼかしがはれるといった手法を提案し、実験を行いました。また、その成果を卒業論文としてまとめました。

修士では、卒業研究の成果を発展させ、記憶時によく用いられるハイライトとの比較実験を実施し、ハイライトに比べぼかし手法の方が効果的であることを明らかにしました。また、実際に任意の学習教材を手法を用いて記憶可能な手法を実装し、教材風のコンテンツを利用した実験により、手法の有用性を明らかにしました。また修士における一連の研究を整理し、修士論文「視線に連動したぼかし深度制御が記憶対象の記憶容易性に与える影響の調査」を書き上げました。

青木 柊八さんは、特に英語力が素晴しく、研究室の多くの国際会議論文執筆および発表練習で貢献してくれました。また、ハッカソンなどでの貢献も高く、メロ字ィなどの成果にもつながりました。

卒業後はエンジニアとして働いてます。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

業績

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