2019年度 修了生: 斉藤 絢基【修士(工学)】#13

投稿者: | 2020年4月5日

斉藤 絢基さん

学部3年生~修士2年生の4年間研究室に在籍し,表彰2件,国際会議発表4件(主著が1件),国内会議発表13件(主著が4件)と,わずか4年間でかなりの成果を残しました.

研究は,学部3年生の頃には自身の手書きと他者の手書きを融合する研究に取り組み,他者の手書き文字に自身の手書き文字が融合されている場合に,好感度が高まることなどを明らかにしました.また,学部4年生ではフォントを数式として表現し,フォントを融合することによる新しいデザイン手法について提案を行いました.この結果は国際会議でも発表を行いました

修士では,手書きとフォント,フォントとフォントの融合について研究を進め,この手法をコミックの文字デザインに応用しました.また,融合文字が融合するフォント同士の間の印象になる傾向があるなどを明らかにしました.さらに,手書きとフォント,フォントとフォントの融合手法とそのシステムは,研究室の様々なプロジェクトに派生し,他者に出すときに抵抗のない手書きメッセージ作成手法印象を反映した歌詞の文字表現生成手法など様々な成果につながりました.この成果をまとめ,修士論文「Fontender: フォントの印象空間操作による自在な表現が可能な文字デザイン支援手法」を書き上げました.

斉藤君は,研究室に入って飛躍的に開発力を伸ばし,研究室内の様々なシステム開発に貢献してくれました.特に,バーコードベースの図書管理システムは完成度の高いものであり,(一時期停止していましたが)便利なものとして活用されています.また,研究以外で,mureQという集合知型音楽QAシステムも開発し,公開しています.

4月から,エンジニアとして働いてます.どこかで見かけましたら,是非ともお声がけいただきますとともに,ご支援をよろしくお願いいたします.

 

業績

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