GN研究会で「放送コンテンツに同期したツイートを用いたネタバレシーン推定手法の検討」というタイトルで水野颯君の代理発表してきました(代理:中村聡史)

投稿者: | 2019年3月13日

随分前になりますが,GN研究会にてB4の水野颯君の代理発表をしてきました.研究内容は,放送コンテンツに同期したツイートを用いたネタバレ推定手法の検討という内容です.

これまで取り組んでいた研究は,ツイートがネタバレかどうかを判定すること[Shiratori 2018][田島2016]や,ネタバレはどのような影響があるのか[白鳥2017][Maki 2018]ということを調べるものでしたが,今回の研究は,そもそもネタバレのシーンが推定可能なのかどうかということについて検討を行ったものになります.

ここでは,ネタバレに該当するようなシーンでは,単純にツイート量が増えるだけでなく,驚きや悲しみなどの感想や感情の表出に関するツイートが増えると予想し,実際に,下記のコンテンツについてツイートを集め

  • 魔法少女まどか☆マギカ 第3話
  • 戦記絶唱シンフォギア 第13話
  • ガールズ&パンツァー 第11話
  • ガールズ&パンツァー 第12話
  • SHIROBAKO 第23話
  • がっこうぐらし! 第1話
  • けものフレンズ 第12話

各コンテンツについて,ネタバレであると思われるシーンを正解シーンとして設定し,そのシーンをどの程度推定できるかについて検討を行いました.その結果,感情的なツイートと固有名詞の割合が多いシーンにおいてネタバレとなりやすいという傾向がでました.

しかし,まだ精度も十分ではないため今後ぜひとも色々と改善していきたいところです.

スライドは下記の通りとなります.学生の代理発表のため,不十分なところもあるかと思いますが,もしよろしければ参考にしていただければと思います.

また,書誌情報は下記の通りです.

水野颯, 田島一樹, 牧良樹, 中村聡史: 放送コンテンツに同期したツイートを用いたネタバレシーン推定手法の検討, 情報処理学会 究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), 2018-GN-105(11),1-8 (2018-05-03) , 2188-8744. (2018/05/11).

あとすみません,空気を読まずに優秀発表賞をもらってしまいました.申し訳ないです.

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