2024年度 修了生:櫻井 翼 [学士 #48、修士 #41]

投稿者: | 2025年3月31日

櫻井 翼さん(右)

学部3年生~修士2年生の本配属の4年間研究室に在籍し、表彰1件、国際会議発表3件、国内会議発表7件(主著が4件)と、コロナ禍で大変ななか、4年間ですごい成果を残しました。

まず学部3年生の頃には、漫画のセリフと発話者を対応付けするシステムを引き継ぎ、アノテーションの量を増やしてセリフと発話者の対応付けの傾向や難しさを分析し、内言や身体状態を示すようなものの場合難しいことを明らかにしました。また、その結果を国際会議で発表しました

また、学部4年生の頃には、単行本が数か月~数年に1冊しか新刊が発売されず、新刊を読むときにはセリフ内で出てくる登場人物名がわからず困る問題に着目し、まずはどのような登場人物であれば名前を忘れやすいのかについて研究し、その成果を卒業論文としてまとめました。

修士では、卒業研究の成果を発展させるとともに、クイズが登場人物の名前の記憶につながると考え、登場人物などのクイズに関するシーン推定に関する研究に取り組みました。また、漫画読書中に登場人物の名前(登場人物は同じページにいない)があるときに、そのクイズを提示することで、記憶定着を目指す手法を実現し、その有用性を検証しました。この一連の研究は国際会議でも発表するとともに、整理し、修士論文「漫画における登場人物の記憶容易性を考慮したクイズ型記憶支援手法」を書き上げました。

櫻井翼さんは、実装力に優れ、スマートフォンアプリコンテストで優秀賞をとるなどの成果も残しましたし、研究のために独自の漫画ビューアを実装し、研究としても成果を残しました。

卒業後はエンジニアとして働いてます。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

業績

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