第10回 学生スマートフォンアプリコンテストで「上を向いてタップしよう」を発表して優秀賞を受賞しました(山﨑郁未、中川由貴、櫻井翼、渡邉健斗)

   

はじめに

こんにちは!最近は朝がかなり冷えて朝起きるのが辛いですね...。早く春になってほしいと思いながら毎日を過ごしています。

さて、2022年11月23日(水)にオンラインで行われた、第10回学生スマートフォンアプリコンテストでM1 山﨑、B4 中川・櫻井、B3 渡邉が発表してきましたので、その報告をさせていただきます。

アプリ概要

みなさん、スマートフォンは日常的に使用されていますか?スマートフォンは今や、生活において欠かせないものとなっているのではないでしょうか。

ここで、スマートフォンを操作しているときの姿勢はどうなっていますでしょうか。首が前に傾き、背中が丸まっている状態ではないでしょうか。このような状態でスマートフォンを維持していると、肩こりや首こり、腰痛の原因になります。第一三共ヘルスケア株式会社の調査によると直近1年間で、肩こりは女性で約80%、男性で60%以上、首こりや腰痛も多くの人が悩んでいることがわかっています。

第一三共ヘルスケア株式会社による調査の結果

 

また、スマートフォンを操作する際に首への負担はとても多くかかっており、45度傾くと約22kgの負担がかかっていることをご存知でしょうか?

首への負担率

 

このような悪い姿勢でスマートフォンを使用し続けると、スマホ首と言われる首が曲がった状態になってしまいます。

スマホ首になってしまうと、先ほど申し上げた肩こりや首こり、腰痛といった体の不調を初め、しわなどといった美容面への影響、さらにヘルニアなどの重い病気にかかってしまう恐れも考えられます。

そのため、日々のスマホ使用で姿勢に気をつけ、予防する必要があります。

そこで私たちが考えたのは、ゲームをしながら姿勢を改善するアプリ「上を向いてタップしよう」です。

このアプリは、良い姿勢でないとスコアが上がらない仕様となっています。

ここでいう良い姿勢とは

  • スマホを顔の正面で持つ
  • スマホを地面と垂直に持つ
  • 背筋を伸ばす

ことです。これらに気をつけ、良い姿勢を維持して行うゲームは、数字を順にタップする簡単なものです。

ここで姿勢は

  • スマホを真っ直ぐ持つ→スマホの前後左右の傾きをジャイロセンサ
  • スマホを顔の正面で持つ→スマホの内カメラに映る顔の位置

で評価をしています。

良い姿勢の時には、次にタップする数字のヒントが出されます。以下の動画をご覧ください。

また、悪い姿勢の時はヒントが出ないほか、警告文が出てきます。なお、顔の認識もしているので、顔が認識されないと数字がタップできなくなる仕様になっています。

ゲームスコアは、姿勢スコア/クリアタイムにより計算しています。

この姿勢スコアというものは、カメラスコア×端末スコアの平方根の平均をとったもので、

  • カメラスコア:バウンディングボックスの中心とカメラの中心の距離で、距離が0だと100点
  • 端末スコア:左右に一定以上傾けると0点で、前後に傾けると連続的に減点

という計算方法で算出しています。そのため、寝転がりながら操作すること、スマホを机に立てて操作するとゲームを進められなくなることや、スコアが下がってしまう仕様になっています。

今後は、

  • ゲームの拡充
  • 他のゲームやアプリ使用中に取り入れるライブラリ化

を目指していく予定です。

発表スライド&デモビデオ

発表スライドとデモビデオは以下からご覧いただけます。よろしければご覧ください。

上を向いてタップしよう -Youtube

感想

8月から案出し、作成を行い、準備を進めてきました。学年・性別がバラバラでも意見を出し合い、進捗確認も怠ることなく、協力して進められこのようなアプリを作成することができたと思っています。

また、第10回学生スマートフォンアプリコンテストにおいて、優秀賞をいただくことができました。

左から、櫻井、中川、山﨑、渡邉

 

このアプリ作成と発表準備は長期に渡りましたが、この経験を忘れることなく、今後も研究に励んでいきます。ありがとうございました!

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