2018年度 修了生: 田村 柾優紀【修士(工学)】#6

投稿者: | 2019年4月23日

田村柾優紀さん

学部3~4年生と,修士1~2年生の合計4年間(プレ配属も含めると5年間)研究室に在籍し,表彰1件,国際会議発表2(主著1),国内会議発表7(主著5)と,4年間でかなりの成果を残しました.

研究は,3年次は動画やテキスト閲覧中の視線に連動した集中線やぼかしなどのエフェクトをリアルタイムに付与することで,動画の視聴やテキストの閲覧体験を向上させる研究に取り組んでいました.この研究の成果は随分時間がかかりましたが,修士2年生の国際会議発表に繋がりました.

また,卒業研究ではポケットにスマートフォンを入れたままで,足を動かすジェスチャを認識し,デバイスの操作を行う研究に取り組んできました.修士においてはこの研究を発展させ,そもそものジェスチャ認識のためのデータセットを構築する手法を提案するとともに,認識手法の改善も行い,精度向上に努めました.また,足を動かす予備動作を利用して認識までの時間を短縮する方法や,ポケット内でスマートフォンが動いてしまっても認識できるような手法を検討し学会発表し,表彰されたりもしました.また,こうした一連の研究をもとに,修士論文「ポケット内のスマートフォンを利用した両足ジェスチャに関する研究」を書き上げました.

田村君は,開発力が高く,色々なシステム開発に協力してくれました.特に,別テーマとして取り組んでいた,グループで音楽を楽しむUniottoを研究開発し,iOSアプリとしてApple Storeなどでも公開してきました.

4月からは,ヤフー株式会社に就職し,エンジニアとして働いているようです.どこかで見かけましたら,是非ともお声がけいただきますとともに,ご支援をよろしくお願いいたします.

業績

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