福地翼さん
学部3~4年生の2年間研究室に在籍し,表彰1回,論文誌採録1件,国内会議発表3件(主著が2件),デモ・ポスター発表が1件と,わずか2年間でかなりの成果を残しました.
研究は主に視線に関することで,学部3年生のころに取組んでいた,周辺視野に錯視図形を提示することによって視聴体験を変容させる研究は,情報処理学会の論文誌として採録されました(中村研初の論文誌採録がこれになります).また,学部4年生の時に取組んでいた,文書作成時の視線行動に基づく読み返しを促す研究は,情報処理学会のHCI研究会で発表し,学生奨励賞を受賞しました.
福地君は,とにかく文章を読む速度と,文章構成力・校正力が高いため,随分と他の学生の原稿チェックで助けてもらいました.学生対教員が24対1という状況で何とか回してこれたのは,彼の事前チェックが効いていました.また,これから公開予定の音楽キュレーションゲームの開発にも取り組んでいました.
今後は,LINE株式会社に就職し,ゲームの基盤開発に取り組む予定だそうです.どこかで見かけましたら,是非ともお声がけいただきますとともに,ご支援をよろしくお願いいたします.
業績
- 表彰
- 論文誌
- 国内会議(査読なし・口頭発表)
- 福地 翼, 中村 聡史: 文章作成時の視線分析に基づく読み返しを促す視線誘導手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), 2018-HCI-177(30), pp.1-8 (2018-03-09) , 2188-8760.
- 高橋 拓, 福地 翼, 山浦 祐明, 松井 啓司, 中村 聡史: 周辺視野における妨害刺激の減衰が集中度に及ぼす影響, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),2017-HCI-175(7),1-8 (2017-10-25) , 2188-8760.
- 福地翼,松井啓司 ,中村聡史: 周辺視への錯視図形提示によるコンテンツ視聴手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),2016-HCI-169(15),1-8 (2016-08-22) , 2188-8760
- 国内会議(デモ・ポスター)
ピンバック: アイ・オー・データ機器さんから、これまで研究室で取り組んでいた周辺視野への視覚刺激を利用した集中機能を搭載したディスプレイが発表されました – 中村聡史研究室