2019年度 修了生: 神山 拓史【修士(理学)】#12

   

神山 拓史さん

学部3年生~修士2年で研究室に在籍して研究に取組み、表彰1回、国内査読なし会議発表が5件(主著が4件)と、十分な成果を残しました。

研究は学部3年生の頃には、ライフログ写真を探索可能とする研究に取り組み、そのライフログ写真を撮影しようとしているときのカメラの動きを検索クエリとして使う手法を提案し、実際に検証することで、その難しさなどを明らかにしました。

また、大学4年生からは迷子に関する研究に取り組み、迷子になってしまうひとはどのような視線の動きをしているのかということを、実際に新宿駅周辺を舞台にし、メガネ型の視線検出装置を使って、迷子になりやすい人がどういったところを見ているのかなどを明らかにしました。

一方、修士課程の1年生の途中からはテーマを変え、日々抱えているタスクをいかにしてこなすよう促すかといったことに注目して研究を行いました。ここでは、タスクを通知する際に、「する」「しない」というボタンを合わせて提示し、「する」というボタンを押すという気軽な行為と、そのボタンを押したからにはやろうと思わせることにより、タスク促進を促すというものでした。実際に、30分以内のタスク遂行率が高まることや、2週間タスクの遂行率が落ちないことなどを明らかにしました。この成果は、研究会において学生奨励賞を受賞しました。また、成果を修士論文「遂行の意思に関する選択肢を用いたタスク消化促進手法」としてまとめました。

神山くんは、色々と気が付く学生で、研究室の細々としたことにおいてフォローがうまく、ずいぶんと助けてもらいました。また、迷子やタスク促進など研究テーマを開拓してくれて幅も広がりました。

今後は、コンサル会社にて就職する予定です。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

業績

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