SIGHCI185で「遂行の意思をボタンで選択することによるタスク推進手法の提案」というタイトルで発表しました(神山拓史)

投稿者: | 2019年12月13日

カレンダーも最後の一枚となりまして,年の瀬や学位論文の締切の足音が近付いてきました.
みなさまいかがお過ごしでしょうか.M2の神山拓史です.

この度,2019年12月10日〜11日に淡路夢舞台国際会議場にて開催された第185回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会にて,「遂行の意思をボタンで選択することによるタスク推進手法の提案」というタイトルで発表しましたので,そちら報告をさせていただきます.

 

研究の概要

みなさん,タスクってたくさん抱えていませんか? 中村先生はタスクの山に埋もれています.

リマインダーやToDoリストなどを使ってタスク管理しながら生活していても,記憶に残らなかったり,モチベーションが上がらないなどの理由から,タスクが溜まっていってしまうことは少なくありません.

本研究は,自己決定による内発的動機付け,つまり,自分で行動を決定することによるモチベーションの向上によってタスク遂行を促し,タスクの未消化を防ぐ,といった内容です.具体的には,タスクのリマインド通知に対して「する」というボタンを選択してタスクのモチベーションをあげる,という手法を提案します.

提案手法の有用性を検証するため,「タスクについて『する』という選択肢を押すことでタスクのモチベ ーションが上がる」と仮説を立てて,下図の2つの通知方法による比較実験を行いました.

14日間にわたる比較実験の結果,以下の4つのことが明らかとなりました.

  • 「する」を押す手法は,確認を押す手法に比べて30分以内のタスクを遂行率が高まる
  • 「する」を押す手法では,タスクの30分以内の達成率が14日間維持可能
  • 「する」を押す手法は,Webページでおこなうタスクと相性がいい
  • 「する」を押す手法は,タスクを後回しにしがちな人ほど効果がある

これらのことから,提案手法によってタスクの未消化を防ぐことができると考えられます.

本研究の詳細に関しては以下の原稿,またはスライドをご覧ください.

発表原稿
神山 拓史, 中村 聡史. 遂行の意思をボタンで選択することによるタスク推進手法の提案, 情報処理学会 研究会報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2019-HCI-185, Issue.7, pp.1-8, 2019.

発表スライド

感想

2年ぶりの学会発表であり,HCI/UBI研でした.2年前に参加した時よりも人数がかなり多かったために圧倒されつつも,たくさんの方々とお話することができました.また,発表内容について質疑やその他の場面で議論させていただくことができました.頂いた意見やコメントをもとに修士論文に昇華させていきたいと考えております.本当に有意義な時間でした.

この発表がおそらく最後の学会発表になるかと思います.今回含めてHCI研には4回発表させていただき,毎回貴重なご意見を頂き,この場を借りて感謝御礼申し上げます.本当にありがとうございました.

 

最後に,ここまでご指導いただいた中村先生をはじめとした中村研究室のメンバー,色々迷惑や心配もおかけしましたが,無事最後の発表を終えることができました.本当にありがとうございました.残り少ない時間ですが,最後までよろしくお願い致します.

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