いつの間にか吐く息が白くなるころとなり、暖かい鍋が恋しい季節となってきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
中村研究室B3の土屋駿貴です。
2015年10月2~3日にかけて岐阜県高山市は高山市民文化会館にて第96回グループウェアとネットワークサービス研究会に中村先生、白鳥、田島と参加し,研究発表してきましたのでその報告をさせていただきます。
[発表内容]
YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトで音楽動画を見る人も多いと思います。
今回の研究の内容は、そのような音楽動画を見た際に受ける印象というものをニコニコ動画のコメント機能を用いて推定するといったものになっています。
実験方法は、人手で構築された印象評価データセットのある一定以上の印象評価値を持つ音楽動画をどれだけうまく分類できるかをコメントから生成した動画に対する単語ベクトルを用いてSVMで検証を行うというものになっています。
より詳しい研究内容は下に載せてあります論文と発表プレゼンをご覧ください。
この研究でわかったことを簡単にまとめますと
- コメントは、印象によってどのメディアタイプ(音楽動画、音楽のみ、映像のみ)に対してのものであるのか異なる
- 印象によってコメントを用いた推定精度は差があり、特に「かわいい(C6)」や「激しい(Arousal)」といった印象はコメントの形容詞を用いることで印象推定可能性が高い
このようなことになります。
[論文]
[発表スライド]
[感想]
初めての学会発表で緊張していましたが、発表が始まるとだいぶ落ち着いてできたのではないかと思います。ただ実際に発表することで「ここはああしておけばよかった」などの改善点が発表・スライドどちらに関しても感じたので、次回発表する際にはもっとわかりやすいプレゼンを目指したいと思います。また、質問して頂いたり、他の方の発表を見ることで大変よい経験になりました。現在、次に出す学会も決めましたのでそこに向けて研究を進めていきたいと思っています。下の写真は発表時のものと発表後の安堵した3人です。