M1の萩原亜依です⛄️ 夏ぶりの投稿ですね。
すっかり寒くなってしまってもう2024年も終わりという感じですが、学会初参加の3年生2人の保護者として、萩原にとって2024年最後の学会に参加してきました!
2024年12月11〜13日に金沢歌劇座(石川県金沢市)で開催されたHCGシンポジウム2024を聴講してまいりましたので、その報告をさせていただきます。
特に気になった研究と、聴講参加の感想をお話しさせていただければと思っております。
気になった研究
学会ではたくさんの口頭発表・インタラクティブ発表が行われ、全て非常に興味深く拝聴させていただきました。その中でも特に気になった研究を1つご紹介させていただきます。
聴衆の行動指標によるプレゼンテーション評価手法の開発
今村豪志,中澤篤志(岡山大学大学院),平塚宏明(岡山大学)
こちらの研究は、プレゼンテーションは発表者と聴衆の相互作用によって成立するものであると捉え、聴衆の非言語情報からプレゼンテーションの質を評価することを目指す研究です。具体的には、プレゼンテーションを聞いている人がどこを注視しているのかという情報を取得し、どれだけ聴衆からの注目を集めたかを評価軸とするというものです。聴衆が単位時間当たりに発表者や発表資料を注視している割合を示す「Target Gaze Rate(TGR)」を提案し、実験の結果プレゼンに対する主観評価とTGRに有意な相関があることが明らかにされました。また、プレゼンの序盤と終盤が評価に大きく影響していることが示唆されました。
私がこの研究に関心を持ったのは、さまざまな発展の仕方がある研究だと感じたためです。
こちらの研究では発表者側のプレゼンを評価する手法としてTGRが紹介されていましたが、聴衆側の態度を評価することも可能だと思いました。
私もよくゼミや授業、学会などで発表する機会がありますが、前に立って聴衆を見わたすと、集中していない人や自分の作業をしている人、寝ている人がよくわかります。私の発表が下手なのかな〜と思い反省しつつも、ちゃんと聞けよ!という気持ちにもなります(笑)ということもあってプレゼンは発表者と聴衆の相互作用であるという考えに強く共感しました。
何かを発表する際には、発表者が評価されることが多い(というか発表者を評価するための発表であることが多い)と思うのですが、その評価を下す聴衆が正当な評価者であるかを測るため、聴衆も評価されていいかな〜〜〜なんて思ったりね
また、今回は研究発表でのプレゼンテーションを用いて実験を行われていたようなのですが、他の発表だと評価に影響する箇所も変わりそうで、とても面白いなと思いました!
他にもいろいろ考えさせられる研究がたくさんあったのですが、ご覧のように文字数が多くなってしまうのでこの辺で…..
感想
はじめてのHCGシンポジウム参加だったのですが、分野が多岐にわたっており、普段中村研ではあまり聞かないようなテーマの研究がたくさんあったので、新鮮でとても楽しかったです。
また、ポスター発表を学会で聞くことも初めてだったのですが、登壇発表よりも質問しやすかったりデモを体験できたりしてとてもいい機会だったと感じました!(私は発表してもないのに研究の相談に乗ってもらったりもして感謝しかないです…)
中村先生不在のプチ懇親会はアウェーだったらどうしよう怖いよ〜〜って思っていたのですが、松下先生がいろんな方と引き合わせてくださって安心&楽しかったです!感謝しかない。
そして、金沢は一度旅行で行ったことがあったのですが、相変わらずごはんがおいしいのなんの…!!!
3泊4日の間でたっくさんおいしいものを食べれて幸せでした〜〜〜〜〜また行きたい!
8月のHCSでも2人のB3の初学会発表を見届けることができたのに、さらに今回2人のかわいい後輩たちの初学会発表を見られて、母性湧きでますね。。。。。本当にみんな発表も質疑対応もバッチリで誇らしいです!
これからもいろんな人といろんなところに行って、たくさん刺激をもらうために研究頑張りたいと思います。まずはCN研究会に向けて原稿を仕上げなくては。
長々と書いてしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
萩原亜依