2020年度 修了生: 佐々木 美香子【修士(理学)】#19

   

佐々木 美香子さん

学部3年生~修士2年生の4年間研究室に在籍(プレも含めると5年間)し、表彰2件、国際会議発表2件、国内会議発表11件(主著が6件)と、わずか4年間でかなりの成果を残しました。

研究は、学部3年生の頃にはフォントで作成された手紙は味気なく、また手書きの手紙は抵抗があるという問題に着目し、手書きとフォントを融合することで、その人らしさを出しつつ、手書きの抵抗も下げる手法を提案し、その有用性を検証しました。この成果で学会で表彰されるとともに、国際会議で二度発表することになりました。

また学部4年生の頃から、ファッションに対する苦手意識を改善することを目的とした研究に取り組み、自身の写真(ライフログ写真)の服の色を苦手な色に変化させ、またその写真との接触機会を増やすことで苦手意識を改善する手法を提案し、2週間の実験によりその有用性を明らかにしました。

修士では、このファッションに関する研究を推し進め、普段着ることのない色の推定や、色を自動で変化させる手法を提案し、その精度について検証を行ったり、苦手意識改善に2週間必要だったものを、90秒で行えることを実験により明らかにしたりしました。こうした一連の研究が、中村研のファッションや化粧などの研究につながっています。この成果をまとめ、修士論文「自身が映るライフログ写真を用いたファッションに対する意識変化を促す研究」を書き上げました。

4月からディレクターとして働いてます。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

業績

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