徳久 弘樹 さん
修士の1~2年の2年間研究室に所属し,表彰1件,国際会議発表1件,国内会議発表7件(主著5)という,2年間しかいなかったとは思えない成果を残しました.
修士1年の最初には,騒音をなんとかするための研究に取り組み,ここではノイズキャンセリングヘッドホンのように遮断するのではなく,騒音の印象を変容させるような音楽を提示することで,騒音の問題をなくすというノイズキャンセリング手法の有用性を評価し,子どもの遊ぶ声に合わせる音楽を間違うと騒音が大きく感じられてしまうことなどを明らかにしました.またその成果が表彰されたり,国際会議に採録されたりしました.
また修士1年の途中からは,音楽によりプレゼンを支援する研究に取り組み,音楽により緊張を緩和できること,プレゼンの時間を守りやすくなること,声の大きさを制御できること,テンポを制御できることなどを明らかにし,その成果を修士論文「自身のみが聴取可能な音楽によるプレゼンテーション支援手法」としてまとめました.
徳久くんは修士から研究室に入ってきたとは思えないスピードで研究に取り組み,色々な成果を出したばかりか,後輩の指導もしっかりしてくれ,その後輩も成果を残すにいたりました.
4月からは,エンジニアとして働いています.どこかで見かけましたら,是非ともお声がけいただきますとともに,ご支援をよろしくお願いいたします.
業績
- 表彰
- 国際会議発表
- 国内会議発表
- 徳久 弘樹, 佐藤 剣太, 松田 滉平, 松井 啓司, 中村 聡史: ノイズキャンセリングミュージック: 音楽の提示により騒音の不快度を低減する手法, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), 2018-HCI-178(16), 1-8 (2018-06-07) , 2188-8760. 学生奨励賞.
- 大野 直紀, 徳久 弘樹, 中村 聡史: 自身のみ聴取可能な音楽を用いたコミュニケーション円滑化手法の提案, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), 2019-GN-106 (22), 1-7 (2019-01-17), 2188-8744 (2019/01/24).
- 徳久 弘樹, 大野 直紀, 中村 聡史: プレゼンテーション中の発表者のみが聴取可能な音楽による緊張緩和手法の提案, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), 2019-GN-106 (46), 1-8 (2019-01-17), 2188-8744 (2019/01/25).
- 徳久 弘樹, 大野 直紀, 中村 聡史: 自身のみが聴取可能な音楽によるプレゼンテーション支援手法の提案, 電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS), HCS-9, 沖縄 (2019/05/16).
- 横山 幸大, 徳久 弘樹, 中村 聡史: ノイズキャンセリングミュージック:音楽の印象誘導による騒音の不快度軽減効果の検証, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), 2019-HCI-184 (7), 1-8 (2019-07-15), 2188-8760 (2019/07/22).
- 斎藤 光, 徳久 弘樹, 中村 聡史, 小松 孝徳. ダンス動画へのオノマトペ付与によるダンス習得促進手法, 情報処理学会 研究会報告グループウェアとネットワークサービス(GN), Vol.2020-GN-109, No.33, pp.1-8, 2020/01/23.
- 徳久 弘樹, 中村 聡史, 森勢 将雅. プレゼンテーション中の発表者のみが聴取可能な音楽による発表テンポ制御の提案, 情報処理学会 研究会報告グループウェアとネットワークサービス研究会(GN), Vol.2020-GN-109, No.31, pp.1-8, 2020/01/23.
- 学位論文
ピンバック: 中村研究室 2019年度の成果 | 中村聡史研究室