こんにちは。B4の中川です。2022年も残り少なくなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
2022年11月29日〜12月2日にオーストラリアのキャンベラで開催されたOzCHI2022に参加してきましたのでその報告をさせていただきます。
現地で発表したM2梶田さんの発表報告記事もありますのでこちらもご覧ください。
この記事では気になった研究とオーストラリアの感想を書かせていただきます。
気になった研究
非常に興味深い研究がたくさんありましたが、ここでは気になった研究を1つご紹介します。
Understanding Confidence of Older Adults for Embracing Mobile Technologies
(MIA LAN AN, DIEGO MUÑOZ, SONJA PEDELL, and LEON STERLING)
こちらの研究は、高齢者のための適切なテクノロジーデザインや支援方法を検討している研究です。
人々がタブレットなどのデジタルデバイスを使用するとき、「自信」がその使い方に大きく影響することが知られています。この研究では中でも高齢者のユーザに着目をして、高齢者ユーザがテクノロジーを使用するうえでどのように自信をつけるのかを調査しました。10名の高齢者を対象に6ヶ月にわたる研究をした結果、ポジディブな使用経験が自信につながることを明らかにしています。また、経験の質や個人的な興味、使い方の適切な支援が高齢者のテクノロジー活用に重要であるとしています。
この研究では、高齢者にタブレットでお絵描きをする方法を教えて、実際にイースターエッグの絵を描いてもらっていましたが皆さん楽しそうに実験に参加されていました。今後はさらに技術が発展し、高齢者がデジタルデバイスを使う機会が増えていくと考えられるためとても興味深い内容でした。
感想
はじめて海外の学会に参加したのでとても新鮮でいい刺激になりました。
私は動物園・水族館支援に関する研究をしているため、現地の動物園や水族館にも訪れましたが日本ではなかなか見られない動物の展示や、さまざまな展示の工夫を見ることができとても参考になりました!
12月でしたがオーストラリアは暖かく、天気にも恵まれて過ごしやすい気候でした。また、ご飯はどれも美味しくてとても幸せでした。
はじめての国際学会でしたが、充実したとても楽しい時間でした。一緒に連れて行っていただいた中村先生と梶田さんに感謝いたします。私も国際学会で発表できるように精進していきたいと思います!