産経新聞(2018年1月6日)に中村研究室の平均手書き文字に関する研究成果が掲載されました

   

産経新聞に,中村研究室で取り組んでいる平均手書き文字を中心とした研究成果が「手書き文字 きれいに代筆 個性は残して機械が平均化」というタイトルで,記事として掲載されました(以下の写真は,その一部).

取材では平均手書き文字・図形に関する様々な研究を紹介させていただいたのですが,記事の内容としては,平均手書き文字に関して,鈴木先生,小松先生と書いて情報処理学会に掲載された論文「ひらがなの平均手書き文字は綺麗」をベースとしつつ,斉藤絢基君の「フォントと手書き文字の融合手法」,佐々木美香子さんの「フォントと手書きの融合文字に対する好感度調査」と,これからHCI研究会にて発表する「手書きとフォントの融合による視認性向上と書き手の抵抗軽減に関する調査」といった手書き文字とフォントとの融合手法に関する研究.そして又吉康綱君がWISS2017にて発表した自他との手書き文字自動融合を可能とする「平均手書きノート」,さらにインタラクション2018にて亀田裕也君が発表予定の,ひとの手書きを平均化手法によって美化し,ロボットが代筆するという「ひととロボットの協調による手書き文字美化手法」を一つのストーリーとして書いていただいたものになっていました.

最後の部分は正確には,手書きの履歴書なんてものを要求されて面倒な思いをする学生さんたちや,手書きで要求される様々なものについて,手書きを綺麗にしてロボットが代行する仕組みを作ることによって,そもそも手書きの価値ってなによ?と,そういうのを要求する企業や世の中に問いかけるためのシステムだったりします.

さておき,ご紹介いただきありがとうございました.中村研究室ができてから新しく取り組んだテーマなので,嬉しさもひとしおでした.また,記事のタイトルも手書き風にしていただきありがとうございました.

なお,ウェブ版はこちらで閲覧することができます.こちらでもどうぞ.

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