2018年度 修了生: 土屋 駿貴【修士(理学)】#1

      2020/04/04

土屋 駿貴 さん

学部3~4年生+修士1~2年生の合計4年間(プレ配属の学部2年生も含めると5年間)研究室に在籍し,表彰1回,論文誌共著採録1件,国際会議発表2件(主著が1件),国内会議発表11件(主著が6件)と,わずか4年間でかなりの成果を残しました.

研究は,学部3年生の時には音楽動画の印象について,音楽と映像を分離した印象評価データセットを作り,そこに投稿されているコメントから印象推定する手法について取り組み,後にこのテーマは論文誌国際会議に採録されました.また,学部4年生では,料理の個性に関する研究に取り組み,チャーハンや野菜炒めなどを様々な人に作ってもらう過程での調味料の使い方などから,個の判別が可能性について研究に取り組みました.修士課程でも,同様に料理に関する研究に取り組んでいたのですが,その先が難しかったため,途中で漫才動画の探索に関する研究にガラッとテーマを変更し,ひとは漫才をどのように記憶しているのか,そしてどのようにして検索しようとするのか,そうしたキーワードは漫才のどういった状況に登場するのかなどについて取り組み,最終的には修士論文「漫才動画再検索のためのセリフの重要度を考慮した索引化手法」としてまとめました.また,同期の田島一樹君白鳥裕士君らと,中野区の地域包括ケアのグループなどと組んで提案したテーマが表彰されたりもしました.

土屋君は,とにかく研究室の母として,ともするとすぐだらけたりしてしまったり,色々抜けていることが多かった1期生をよくまとめてくれました.また,主に研究室の事務作業においても助けてもらいました.学生対教員が30対1という大変な状況において,なんとか回してこれたのは,彼のサポートが効いていたことは間違いありません.中村研1期生の中で,彼がいなかったら単位を取れず卒業できなかった学生は一定数いるのではと思っています.

今後は,ヤフー株式会社に就職し,エンジニアとして開発に取り組む予定だそうです.どこかで見かけましたら,是非ともお声がけいただきますとともに,ご支援をよろしくお願いいたします.

業績

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