ICAD2025(AM.ICAD)にて、卒業した松田さゆりさんの代理で「Sonification-based Steering Assistance for Curve Driving: Evaluations in Virtual and Real-World Environments」を発表してきました(中村聡史)

投稿者: | 2025年7月9日

The 30th ICAD 2025 Conference will be co-located with the 20th Audio Mostly 2025(ICADは、The International Conference on Auditory Displayが正式名称で、音提示に関する研究が多くある国際会議。今回は、Audio Mostlyという国際会議とのJOINT Conferenceで、AM.ICADが正式名称とのこと)にて、卒業した松田さんの代理でSUBARUさんとの共同研究「Sonification-based Steering Assistance for Curve Driving: Evaluations in Virtual and Real-World Environments」の発表をしてきました。

この研究は、松田さんがこれまで取り組んできたドレミハンドルについて、

を実施し、シミュレータ上ではドレミ音の提示なしにくらべ修正舵が減少すること、実車ではインストラクターと同等の効果があることを明らかにしました。

今回発表したのがSonificationを専門とした学会だけあって、かなり多くの人に興味をもってもらえとても良かったです。久々の国際会議の発表(代理)でしたが、やっぱり発表すると色々な人に直接話しかけてもらえるし、話のネタになるので良いですね。どうしても出張となると、長男を預ける算段をしなくてはなりませんし、妻に負担をかけてしまうので、自分だけでというわけにはいきませんが、学生が多く発表する会議では、自分も何かしら今までの成果を英語化して投稿し、あわよくば発表しようかなと思ったことでした。

ちなみに、会場は1290年に創設され世界遺産にも認定されているコインブラ大学(実際には、1308年にリスボンからコインブラに移転してきたのだそうな)。撮影不可の図書館は本当に美しく、また発表場所も下みたいななんとも立派なところでした(ただそのせいでスライドを映す画面が小さかったのと、音が反響して質問が聞き取りにくかったのですが…)。

詳細は、上記の2つの記事か、論文自体を参照ください。

Sayuri Matsuda, Satoshi Nakamura, Kento Watanabe, Takeshi Torii, Hideyuki Takao, Yuki Mizuhara, Saeri Shimizu. Sonification-based Steering Assistance for Curve Driving: Evaluations in Virtual and Real-World Environments, ICAD2025, 2025.

ちなみに発表スライドはこちらです。

今回、直前に中東の紛争によって羽田→ドーハ便が飛ばなくなって急遽成田→ドーハ便に変更になりバタバタしましたし、初っ端の飛行機でメガネが行方不明になり、着陸時に5分くらい探す羽目になり、また見つかったメガネも折れ曲がっているなど(寝ている間にメガネが落ち、それを誰かが蹴っ飛ばして踏みつけられた模様)大変でしたが、

踏まれ曲がったメガネ

踏まれ曲がったメガネ

何とか無事行って帰ることができ良かったです。

また、フライトスケジュールの都合で、東京→ドーハ→マドリッド→ポルト→コインブラ→リスボン→ドーハ→東京という、リスボンを縦断するものになりましたが、そのおかげで都合により行けなかったポルトや、コロナにより行けなかったコインブラにもそれぞれ行くことができ、色々と体験ができとてもよかったです。毎度のことですが、ポルトガルの料理は日本人に合うのか、何食べてもおいしくて大満足でした。

特に、海老の出汁がしっかり出たパン粥(アソルダ)、イワシの丸焼き(定番)、バカリャウのオイル煮は最高でした。しかも、ビールもワインも安くて美味しいので素晴らしい。

アソルダが最高にうまかった。あと、具だくさんのサンドイッチにメルトチーズとかスパイシーなソースがかかったフランセジーニャもうまかった。

アソルダが最高にうまかった。あと、具だくさんのサンドイッチにメルトチーズとかスパイシーなソースがかかったフランセジーニャもうまかった。

2日連続でイワシを食ってました。やはりうまい。

2日連続でイワシを食ってました。やはりうまい。

バカリャウ。定番ですね。

バカリャウ。定番ですね。

あと、朝食にいろんなカフェに行けたのも良かったです。朝カフェはやっぱり楽しいですね。

まーあと、ポルトガルが好きなところは坂の街だというところですね。長崎の生まれなのこともあり、坂の街は好きなのですが、ポルトもコインブラもリスボンもいずれも異なるタイプの坂の街で大満足でした。

ポルトの夜景

ポルトの夜景

コインブラ(山の上に大学)

コインブラ(山の上に大学)

リスボン(どこを切り取っても絵になる)

リスボン(どこを切り取っても絵になる)

ちなみに、39度近い気温になる熱波が来ていて、エアビーで借りた宿はエアコンもなく、最上階で屋根の熱がずっと落ちずに扇風機で対処する必要があるなど大変ではあったのですが、影に入れば涼しく、また暑さのおかげもあってビールもとても美味しくて良い時間を過ごせました。

なお、借りた宿からの景色はこんな感じで、素敵すぎました。傾斜があって魔女の宅急便風。

宿の部屋からの風景

宿の部屋からの風景

宿の部屋からの風景

宿の部屋からの風景

夜景もきれい(なお、音楽祭をやっていたのか夜中まで音楽が響いていました)

夜景もきれい(なお、音楽祭をやっていたのか夜中まで音楽が響いていました)

ポルトガルはまた行きたいところです。なお、相変わらずヨーロッパへのアクセスが悪く、リスボン→ドーハが7時間ちょっと、ドーハ→羽田が11時間ちょっとと大変ではありましたが、ドーハでの待ち時間が12時間を超えたことでカタール航空が無料でホテルの部屋を提供してくれゆっくりできたこともあり(しかも空港内のホテル!)、そこまで苦しむことなく帰れました。初めて知りましたが、カタール航空のあのサービス良いですね。

ということで、学会参加報告でした。

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