中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

第209回CVIM研究会で「スマートフォン上のスクリーキャプチャ探索支援手法」というタイトルで発表してきました.(前島紘希)

   

はじめに

みなさんこんにちは.M1の前島です.

今回は,2017年11月8日と9日に北海道大学フード&メディカルイノベーション国際拠点で開催された「第168回CG・第17回DCC・第209回CVIM合同研究発表会」に参加してきたので,その報告をさせていただきたいと思います.

研究概要

皆さんはスマートフォンでスクリーンキャプチャという機能を利用したことがあるでしょうか?スクリーンキャプチャはスマートフォンの画面をそのまま画像として保存する機能のことを言います.スクリーンキャプチャは授業の時間割などを保存するメモとしての利用や,ゲームなどでの出来事を保存するライフログとしての利用などといった形で利用されています.

このように様々な用途で用いられているスクリーンキャプチャですが,それゆえに大量のスクリーンキャプチャが写真フォルダに保存されているユーザが一定数います(私は現在3年弱で約1万枚のスクリーンキャプチャを所持しています).そのようなユーザは,必要な時に対象のスクリーンキャプチャ画像が見つからないといった問題を抱えてしまっています.

私たちはスクリーンキャプチャの自動分類を行うことで,スクリーンキャプチャの探索を容易にしようと考えました.以前の研究では,スマートフォンでのスクリーンキャプチャの特性の調査,特性を利用した分類手法の実装,探索実験を行いました.詳しい内容は報告記事をご覧ください.今回の研究では以前の研究の際の実験の結果を踏まえ,新たな分類手法を実装したプロトタイプシステムを作成し,探索実験を行いました.

今回の研究で実装した分類手法は以下の3つとなります.

  • 領域分割を用いた分類

© GREE, Inc

  • 顔の数を用いた分類

©DeNA Co.,Ltd

  • 文字数を用いた分類

これら3つの手法を実装したプロトタイプシステムの作成も行いました.今回のプロトタイプシステムは3つの手法を併用して探索を行うことができるシステムとなっています.

プロトタイプシステムの外観(©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.)

また,このプロトタイプシステムを使って探索実験を行いました.実験では,分類の有無,2種類の探索タスク(目的ベース,特定画像)による違いなどを比較しました.その結果として,以下のようなことがわかりました.

  • 探索時間は分類がない方が早い
  • 探索の難易度は分類がある方が低く評価される
  • 探索タスクによって3つの分類手法の使われ方が異なる

発表の際に使用したスライドは以下のものとなっています.

 

また,論文の書誌情報は下記の通りです.

前島紘希,阿部和樹,中村聡史.スマートフォン上のスクリーンキャプチャ探索支援手法.研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM),2017-CVIM-209(2017-11-01),no.38,p.1-8.

 

感想

今回はスクリーンキャプチャ関連で2回目の発表だったので,前回のHCI171の時よりも緊張せずに発表できたかなと思います.また,研究会に参加して初めてのポスターセッションでの発表も行い,色々な方と1対1での議論を行うことができ,貴重な意見をたくさんいただきました.ありがとうございました.

また,今回の研究会は普段の研究会とは違う分野の発表が多かったので,様々な知識を身につけることができたと思います.しかし難しい内容のものも多く,理解しきれなかった研究もいくつかあったので,様々な分野での基礎知識をつける必要があるなと感じました.頑張ります.

今回の研究会は学生だけでの参加となりましたが,みんなで仲良く,楽しく過ごすことができたかなぁと思います.美味しい食べ物も食べられてよかったです.皆さんもぜひ北海道に美味しいものを食べに行ってはどうでしょうか?

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