こんにちは,M2の佐藤剣太です.
食欲の秋も近いのに,口内炎が悪化して大変なことになっています.熱いもの,冷たいもの,塩気のあるもの,辛いもの,アルコール類,何を飲み食いするのにもひと苦労で,箸の進まない日々が続いています.もう人権が無いですね(早く治します).
さて,このたび私が主著となっている「印象増幅のための手書き文字へのエフェクト付与手法」という論文が,情報処理学会論文誌で無事採録が決定し,掲載されることになりましたのでご報告いたします.
提案システムによる文章表現の例
論文の概要
この研究は,私が主にB3次に取り組んでいた研究テーマをさらに掘り下げたものとなります.
突然ですが,皆さんは自身の書いた文字が,まるで感情を持っているかのように動き出したら面白いと思いませんか?
Kinetic Typographyという,文字に動きを与えることで印象を表現する技法が映像メディアなどの場面でよく使用されますが,果たしてこれが手書き文字にも同じことがいえるのかを検証した内容が盛り込まれています.
提案手法では,中村先生の平均手書き文字の手法を利用して手書き文字の数式化処理を行うことで,波状アニメーションの数式表現を可能としています.実験により,「驚き」「悲しみ」「怒り」などの我々が普段からよくイメージする印象ほどより強く伝わるようになることが明らかになりました.
以下が本論文の情報ですので,詳しい内容はこちらをご覧いただけたらと思います.
佐藤剣太, 中村聡史, 鈴木正明: 印象増幅のための手書き文字へのエフェクト付与手法, 情報処理学会論文誌, Vol.59, No.9, pp.1761-1773 (2018-06-08).
また,本論文に関連する研究業績は以下の通りです.
佐藤剣太, 中村聡史, 鈴木正明: 電子コミックの表現を豊かにする手書き文字アニメーション生成手法, 第30回人工知能学会全国大会論文集, Vol.4L4-4in2, pp.1-4 (2016).
さいごに
査読者の方々への返答文を作成することを通して,研究内容をより詳細に説明することの重要さを学びました.
(文量に関して言えば,まさか,論文本体よりも多く書くことになるとは思ってもみなかったです)
実験に協力してくださった皆様,論文や返答文のチェックをしてくださった中村先生,鈴木先生,お忙しい中本当にありがとうございました.
また,すでに研究論文が若手論文誌に掲載された経験があるということで,たびたびアドバイスをくれたM2の松井くん,白鳥くん,大野くんにも感謝を申し上げたいと思います.ありがとうございました.