HCGシンポジウム2023で「デジタルペンの筆圧による濃淡表現の有無が図形問題の解答に及ぼす影響の調査」というタイトルで発表してきました(宮崎勇輝)

   

こんにちは!

中村研B3宮崎勇輝です。「デジタルペンの筆圧による濃淡表現の有無が図形問題の解答に及ぼす影響の調査」というタイトルで小倉で開催されたHCGシンポジウム2023で発表しましたので、その報告をさせていただきます!

背景

デジタルデバイスの普及により教育機関でもデジタルデバイスを活用しています。デジタル教育では、アナログ手書きと同様にデジタルデバイスに書き込みをすることができます。手書きの構成する要素の一つである筆圧は、力の強弱で手軽に線の太さや濃さを調節することができます。しかし、筆圧検知可能なデバイスは高価であることが多く、教育現場全てで筆圧検知可能なデバイスを配布することは難しいです。従って筆圧表現が無い場合に学習上の悪影響が存在する可能性が考えられます。

実験&結果

そこで我々は、奥行きや補助線などで筆圧制御による濃淡表現を必要とする可能性が高い図形問題について解答時間や正答率を調査しました。

実験では実験参加者を筆圧あり条件群筆圧無し条件群に分けて平面図形問題4問立体図形問題2問の問題を解きました。

以下の図は平面図形問題解答例と立体図形問題解答例です。

 

 

 

 

 

 

 

実験の結果から「解法が不明な初見問題では試行錯誤を行うため筆圧の重要性が高くなる」ということが明らかになりました!

また、筆圧の強弱を分析した結果から「筆圧の濃淡表現を適切に使用しないと間違えやすい」もしくは「わからない問題は筆圧による濃淡表現を使用しない」ということが示唆されました!

※詳しい実験結果や考察は下記スライドからご確認ください

 

発表スライド&論文情報

発表スライド

論文情報

宮崎 勇輝, 小林 沙利, 中村 聡史, 掛 晃幸. デジタルペンの筆圧による濃淡表現の有無が図形問題の解答に及ぼす影響の調査, HCGシンポジウム2023, No.B-1-6, 2023.

おわりに

学部3年になり初めて本格的な研究というのを行いました、研究を開始した4月から約8ヶ月間の集大成を学会という場で発表することができ大変嬉しく思います。次年度は新たに研究室の仲間になった後輩にこの研究は引き継がれますが、そこでどのような発見や知見が明らかになるかが非常に楽しみです。

また、学会にて学生優秀インタラクティブ発表賞として表彰を受けました!これもひとえに論文執筆や発表練習にご尽力いただいた中村先生や研究室の皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます!

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