
小川 剣二郎さん
学部3年生~修士2年生の本配属の4年間研究室に在籍し、論文誌1件、国際会議発表1件、国内会議発表5件(主著が4件)と、素晴らしい成果を残しました。
まず学部3年生の頃には、Yahoo!さんとの共同研究で、プログレスバーと周辺視野への視覚刺激の提示による体感時間短縮効果の調査に取り組み、PCとスマートフォンでの比較実験などを行うことで、デバイスによって効果のある刺激の方向が違うことを明らかにしました。また、その成果をまとめたものがOzCHIに採録され、シドニーで発表をしました。
また、学部4年生の頃には、軽音などのオンラインライブ配信はリソース不足などにより一視点(固定された1台のカメラ)で撮影されたものになりがちという問題について、映像表現をリアルタイムで自動的に付与することで臨場感を高める手法を提案し、卒業論文「オンラインライブ映像へのリアルタイムでの映像表現付与による迫力増加手法」としてまとめました。
修士では、卒業研究のシステムを映像と音響の組み合わせなどを行うことでさらに検証しました。またリアルタイムのライブ配信に対して映像表現を自動付与する「OneCamLiveFX」を開発し、実際のライブ現場でのシステム運用実験も行いました。さらに、一連の成果をまとめ、修士論文「一視点型オンラインライブへの映像表現自動付与による臨場感向上に関する研究」を書き上げました。これらの成果の一部は、情報処理学会論文誌にも採録されました。
剣二郎さんは、忙しいバンド活動と並行しながらも着実に研究を推進し、国内研究会の発表だけでなく、論文誌や国際会議などにも採録されるなど素晴らしい成果を残しました。
卒業後は音楽を続けつつも、エンジニアとして働いています。どこかで見かけましたら、是非ともお声がけいただきますとともに、ご支援をよろしくお願いいたします。また、音楽の方も応援をお願いします。
業績
- 論文誌
- 国際会議発表
- 国内会議発表
- 小川 剣二郎, 青木 柊八, 中村 瞭汰, 山中 祥太. PCとスマートフォンにおけるプログレスバーと周辺視野への視覚刺激の提示による体感時間短縮効果の調査, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2023-HCI-202, No.55, pp.1-7, 2023 (2023/03/15).
- 三山 貴也, 小川 剣二郎, 青木 柊八, 中村 聡史, 山中 祥太. 周辺視野への視覚刺激の提示が読み込み中のページ離脱率に及ぼす影響, 信学技報, Vol.123, No.188, HCS2023-63, pp.35-40 (2023/09/12).
- 小川 剣二郎, 中村 聡史. 一視点固定型ライブ映像への映像表現自動付与による臨場感向上手法の検討, 情報処理学会 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC), Vol.2024-EC-71, No.37, pp.1-8 (2024/03/19).
- 小川 剣二郎, 中村 聡史. 一視点固定型ライブ映像における映像・音響表現自動付与による音楽体験拡張, 情報処理学会 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC), Vol.2025-EC-75, No.45, pp.1-8 (2025/03/19).
- 小川 剣二郎, 渡邉 健斗, 中村 聡史. OneCamLiveFX:一視点固定型ライブ映像配信のための映像効果付与システムとその運用, 情報処理学会 研究報告音楽情報科学(MUS), Vol.2026-MUS-14, No.66, pp.1-8, 2026.
- 学位論文
- 卒業論文「オンラインライブ映像へのリアルタイムでの映像表現付与による迫力増加手法」
- 修士論文「一視点型オンラインライブへの映像表現自動付与による臨場感向上に関する研究」