SIGHCI181で「ライフログ写真の着衣色変化によるファッションへの意識変化手法の提案」というタイトルで発表してきました(佐々木美香子)

      2019/06/06

4月に入り、新しい年度がはじまりましたね。

中村研究室のM1の佐々木美香子です。私事になりますが、3月に学部を卒業し、4月より明治大学大学院に進学しました。さらに2年間、研究を進めていきますのでよろしくお願い致します。

さて、3ヶ月ほど前になりますが2019年1月21〜22日に石垣島の大濱信泉記念館にて開催された情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会(SIGHCI181)にて研究発表を行ったので、ご報告させていただきます。

発表内容

みなさんファッションは得意でしょうか? それとも苦手意識をもっているでしょうか?

ファッションは魅力的なものである一方で、ファッションに対して苦手意識を持っている人は少なくありません。特に私の所属している学部・学科ですと苦手意識を持っている人が多いように思います。私たちは、今回「ファッションに対して苦手意識を持っている人」に着目し、苦手意識といったネガティブな意識をポジティブな意識に変える方法について検討しました。

その意識を変える方法として、私たちは「ライフログ写真の自身が着用した衣服を、自身が抵抗をもつ衣服に変えた写真を繰り返し見せる」手法を提案しました。これは具体的には、例えば「赤色の服」に抵抗のあるひとに対し、自身の旅行の写真や友達と一緒に写っている写真の自身の服の色を赤色にするなどしておいて、それに日々繰り返し接触させることにより、赤色(苦手な色)がいいんじゃないかな?とか思えるようにするものです。

そして今回は、上の例にあるように「衣服の色」に着目して、衣服の色に対する意識変化を促す手法を提案し、この提案手法の評価実験を行いました。

実験では、実験協力者を衣服の色が変化したライフログ写真(下の画像の左側)を見るグループと、衣服のみの写真(下の画像の右側)を見るグループに分けました。そして、両者のグループの実験協力者にその写真を繰り返し見せる実験を行いました。

実験の結果、ライフログ写真を繰り返し見る方が、ファッションに対する意識変化が促されることが明らかになりました。さらに、ライフログ写真を用いた場合について、5日間連続で写真を見せるよりも、10日間連続で写真を見せた方がファッションに対する意識変化が促されることが明らかになりました。

この結果から、「自身が映ったライフログ写真の着衣色が変化した写真を繰り返し見せることで、意識が変化する」という仮説が成り立つことが証明されました。

今後は、本提案手法のシステム化を行いたいと考えています。

発表に用いたスライドはこちらになります。詳しくはこちらをどうぞ。

 

また、論文は下記よりアクセス可能ですので、興味のある方はこちらからアクセスいただければと思います。

[論文情報]

佐々木美香子,田島一樹,神山拓史,中村聡史:ライフログ写真の着衣色変化によるファッションへの意識変化手法の提案,情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),2019-HCI-181,1-8(2019-01-14),2188-8760

感想

沖縄での発表は2回目でしたが、石垣島は初めての上陸でした!

研究会の合間に観光(水牛に乗ったり、海を見たり、星の砂を探したり…)したり、美味しいものを食べれたり(石垣牛や泡盛、沖縄料理など)とても充実した時間を過ごせました!

最後になりましたが、実験や原稿チェック等に付き合っていただいた中村先生や中村研究室の皆さまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。今後もよろしくお願い致します。

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