中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

第104回グループウェアとネットワークサービス研究発表会にて「コミュニケーションチャネルへのライバル可視化によるタスク推進手法の提案」というタイトルで発表しました(樋川一幸)

   

中村研新M1の樋川です。4月になり新しい生活が始まりました。もっとも今回の記事は3月の発表報告になるので、私がB4の頃の話になります。

3月19日、20日に筑波大学で開催された第104回グループウェアとネットワークサービス研究発表会に参加し、研究発表をさせていただきました。今回は私の卒業論文のテーマを発表しました。

研究内容

みなさんは日常的にタスクを抱えていると思います。そういったタスクを管理するツールは多くありますが、面倒で使わなくなってしまい継続することができない人がたくさんいます。特に、学生は社会人に比べてタスク管理に関する危機感が欠如していることが多く、結局タスク管理ツールの使用をあきらめてしまうひとは珍しくありませんし、私もタスク管理をうまくできていません。そんなこんなで中村研でもタスクを管理ができない学生が多く、中村先生が「原稿まだ?」や「締め切りもう少しじゃないの?」とか「発表練習は?」「ポスター印刷した?」といったように、学生に対するリマインダー役になるなど、先生を悩ませています。

こうした、タスク管理をアプリにしても結局使わなくなってしまうことを解決するために学生が普段よく使うであろうコミュニケーションに使うサービス(コミュニケーションチャネル)に着目しました。例えばLINEであれば1日1回は開くという人は多いかと思います。このLINEの中で、ユーザとの会話をするbotを実現し、このbotがタスク推進を促すことによって、タスクの管理を可能にしようというものになります。

ただ、LINEなどで直接やってと言われてもやる気には繋がりにくいと思います。そこで私は同じ目標に向かう人(ライバル)と競い合うことで直接的に言わずにやる気に繋がるのではないかと考えました。具体的には、LINE上で、ライバルのタスクの進捗度を色で示しながらタスク管理をできるようにし、タスク管理における問題点に挑んだという研究になります。またライバルのリアルタイムの動きをLINEで通知するようにしました。

実際にこのタスク管理手法を研究室の方々に使ってもらう短期間の実験を行なったところ、LINEでタスク管理ができるのがよかった、通知に焦らされたといった意見があり、ライバルをLINE上で見せるという方法が良かったことがわかりました。しかし、ライバルの見方がわかりづらいという意見も多くあり、ライバルと競争している感をうまく見せる方法を考えていく必要があることがわかりました。

感想

約1年ぶりで、なおかつ初めてのネタでの研究発表だったので少し緊張しましたが共著の松田先輩や中村先生との練習の成果を発揮することができたと思います。質疑ではライバルの末路を提示したらどうか、といったような考えもしなかった面白いアドバイスなどもいただいたき、とても意義のある研究会でした。

発表資料

発表原稿

樋川 一幸, 松田 滉平, 中村 聡史: コミュニケーションチャネルへのライバル可視化によるタスク推進手法の提案, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), 2018-GN-104(12), pp.1-8 (2018-03-12) , 2188-8744..

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