中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

HCS研究会で「リアルタイム感情記録による日記習慣化支援手法の検討」というタイトルで発表してきました(田島一樹)

   

炎暑焼けるが如しの昨今、皆様方のご無事息災を心よりお祈り申し上げます。

発表から2ヶ月ほど経ちましたが、今年の5/21~22に沖縄産業支援センターでHCS研究会が行われましたので、その登壇発表の報告をさせていただきます。

今回は就職の都合で、主著であり中村研OBの久保田夏美さんに代わりまして、M2田島一樹が「リアルタイム感情記録による日記習慣化支援手法の検討」というタイトルで発表させていただきました。

研究概要

みなさんは日記を書きますか?

日記に自身の感情を書き出すと、精神的健康を高めたり自己制御が可能になることが色々な研究により分かっています。しかしこうした効果があるにも関わらず、日記は中々継続しないものです。

このようになってしまう原因としては、1日の中で自身に沸き起こった感情や出来事を思い出せず、日記に書くことが思いつかないためであると考えられます。

そこで我々は、人々が日記を継続しやすくすることを目的とし、1日の中で自身の感情を他人に気づかれないような形でログとして残しておき、日記を書くときにログを見返すことで、出来事の想起を可能とする手法を提案しました。

提案手法の評価実験として、感情を記録するシステムと、単純にそのタイミングのみを記録するシステムを実装し、

  • 麻雀を用いて行う短期実験
  • 日々の生活の中で行う中期実験

を行いました。

評価実験の結果、提案手法によって実験協力者が1日の出来事が想起しやすくなり、当然ですが感情についても想起しやすいこと。また提案手法によりネガティブな内容の記述するようになる傾向が明らかになりました。ネガティブな記述の増加は、ストレスの解消につながると期待されるため、今後は長期的な実験を実施することで、その有用性を明らかにしていく予定です。

みなさんも日々の感情をログとして残しておき、日記を書いてみてはいかがでしょうか?

スライド

論文情報

原稿は以下のリンクから確認できます。

 

感想

代打での発表は初めての経験で緊張しましたが、なんとか発表出来ました!また、沖縄での学会発表はとても楽しく有意義だったと感じました。(料理がうまい!景色がとても良い!)

山や畑に囲まれた埼玉県民なので、毎日海が見える沖縄の人はほんとうに羨ましいと感じました。

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