AVI2026で”Does Removing Pen Pressure in Cost-Cutting Pen Designs Matter for Handwritten Learning in Education? A Case Study of Geometry Problem Solving” を発表しました(宮崎勇輝)

投稿者: | 2026年10月14日

Buongiorno!

M2の宮崎勇輝です “Does Removing Pen Pressure in Cost-Cutting Pen Designs Matter for Handwritten Learning in Education? A Case Study of Geometry Problem Solving” というタイトルでイタリアのベネチアにて6月に開催されたAVI2026で発表しましたので、その報告をさせていただきます!

今回発表した内容はHCGシンポジウム2023 で発表した内容を再整理して英語化したものになりますので、よろしければそちらもご覧ください。

研究概要

デジタルデバイスを用いた学習では、アナログ手書きと同様にデジタルデバイスに書き込みむことができます。手書きを構成する要素の一つである筆圧は、力の強弱で手軽に線の太さや濃さを調節することができます。しかし、筆圧検知可能なデバイスは高価であることが多く、教育現場全てで筆圧検知可能なデバイスを配布することは難しいです。従って筆圧表現が無い場合に学習上の悪影響が存在する可能性が考えられます。

そこで我々は、奥行きや補助線などで筆圧制御による濃淡表現を必要とする可能性が高い図形問題を使用して実験を行いました。

実験では実験参加者を筆圧あり条件群と筆圧無し条件群に分けて多くの人が初めて解くであろう平面図形問題4問&立体図形問題2問を作問し解答してもらいました。

以下の図は平面図形問題の解答例と立体図形問題の解答例です。

実験で様々な結果が得られましたが、もっとも興味深い結果は「解法が不明な初見問題では試行錯誤を行うため筆圧の重要性が高くなる」というものです!これは今後教育で重要視されていくであろう、探索的な学習においてより影響が大きくなるかもしれません。

他にも筆圧ある条件と筆圧なし条件で作図に様々な違いが確認されました、詳しい結果や考察は下記スライドからご確認ください。

また、この筆圧と学習に関する研究は後輩が継承して発展しておりますので、是非そちらもご覧ください。
筆圧と学習理解の研究[津田+ 2025] ・筆圧と観察学習の研究[江森+ 2025]

発表スライドと論文情報

https://www.docswell.com/s/nkmr-lab/ZDMWQ8-2026-06-17-143818

Yuki Miyazaki, Sari Kobayashi, Satoshi Nakamura, Akiyuki Kake. Does Removing Pen Pressure in Cost-Cutting Pen Designs Matter for Handwritten Learning in Education? A Case Study of Geometry Problem Solving, 2026 International Conference on Advanced Visual Interfaces (AVI ’26), No.19, pp.1-9, 2026.

おわりに

開催場所がベネチアということでどこを歩いても異国情緒あふれる街並みで写真を撮る手が止まらなかったです。また、イタリア料理もとても美味しくジェノベーゼのピザは今までで一番のピザでした。移動手段が基本船というのもまた新鮮でした。トランジットで訪れた香港も蒸し暑かったですが思い出に残る良い地でした。

こうして国際会議に参加することができたのも、ご指導いただいた中村先生、様々な研究活動にご協力いただいた先輩、同期、後輩の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

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