第188回HCI研究会で「キリの悪いカウントダウンを用いた限界突破手法の提案」というタイトルで発表してきました(南里英幸)

   

はじめに

こんにちは! 中村研究室M1の南里英幸です!

このご時世で一旦落ち着いたとはいえ、満足に学校に行けず色々ともどかしい日々が続いています。(第2波が少し怖いところですね……。)

どうやってこの日々を乗り越えていますでしょうか?

私は、ゲームが大好きなので某サイトで積みあがっていたものをやっていくことで、日々を乗り越えている気がしますね!

特に最近はオンラインボードゲームですね!結構熱中しちゃって夜遅くまで遊んでしまってます!(笑)

 

…さて、6月1日、2日に開催されたオンライン開催されたHCI研究会で発表を行いましたので、その報告をさせていただきます。

研究内容

皆さん、自身の健康に気を使っていますでしょうか?

 

健康的な生活を過ごすためには、適度な睡眠、バランスの良い食事だけでなく、日常的に体を動かすことが重要とされています。昨今の健康意識の上昇でジムやエクササイズなどに関心が高まり、スポーツジムが多く開設されています。

しかし、金銭的な都合等で自宅でトレーニングをやらざるを得ない人がいると思われます。加えて、昨今の新型コロナウイルスによる外出自粛要請によって、より多くの人が自宅でトレーニングをやらざるを得なくなってしまっているのではないかと思われます。

自宅でトレーニングする場合、トレーナーがおらず、専用の器具もなく、モチベーションやトレーニング方法は自分次第になってしまいます。その結果、無意味なトレーニングになってしまったり、長続きしないという問題点が考えられます。

そこで、本研究では、このような自宅での一人トレーニングにおいて、効果的なトレーニングや長続きできるようにサポートできるようにすることを目的とします。

トレーニングの中にはベンチプレスのような限界まで実施するものがあります。自宅でのトレーニングの場合、自分で限界までやることは難しいと考えました。

そこで、カウントダウンのように、残タスク数・終わりの見通しが見えてくるとそれまで頑張ろうという風にやる気が出てくることがあることに着目しました。

本研究の提案手法は以下の通りです。

  • システム側が随時ユーザの状態を検知する
  • システム側が限界であることを検知した時、突然画面上にカウントダウンが表示される。

カウントダウンにはいろいろな種類があると思いますが、今回はキリの良さ・悪さに着目しました。

実験は2つ実施しました。

  • 実験①では、カウントダウンが限界突破を促せるのか?
    • 使用したカウントダウンは15カウント15秒間のもの
    • 通常群とカウントダウン提示群に分かれて実施
  • 実験②では、キリの良さ・悪さで限界突破をできる度合いが変化するのか?
    • 使用したカウントダウンは25秒間のもの
      • キリの悪いものとして、9・11・12501カウント
      • キリの良いものとして、10・1000カウント
    • カウント無しの手法と合わせた6手法で比較
    • 実験後に楽さ・限界突破できたかについて順位をつけてもらう

以上を検証目的として実験を行いました。

結果として、

  • 実験①: カウントダウンを提示することによって限界突破を促せたことが分かりました。しかし、カウントダウンを提示した群としていない群の間には差はありませんでした。
  • 実験②: 実験①と同様にカウントダウンを提示することによって限界突破を促せました。カウントダウン有りと無しの間に有意差が認められましたが、カウント手法間で有意差は認められませんでした。

また、主観的評価では、キリの良し悪しではなく、値の大きさが楽であり、一番限界突破をしてた感じがしたと言う結果になりました。

今後は長期的な実験の実施とその他提示手法との比較を検討していきたいと考えています。

 

スライド

論文情報

南里 英幸, 中村 聡史. キリの悪いカウントダウンを用いた限界突破手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2020-HCI-187, No.26, pp.1-8, 2020.

感想

初のオンライン発表で久々の発表ということで、直前までは死ぬほど緊張していました。いざ発表となると、普段友達とやっている風にボイスチャットの感覚で発表することができ、非常にリラックスしてできたように思います。発表後にご意見をいただいた方と議論をすることができなかったのは残念でしたが、たくさんのコメントを頂けたので、今後の研究の参考にしていきたいと思います!

おわりに、今回、この研究・発表にあたって指導してくださった先輩や先生、そして研究会の主催者のみなさまに感謝申し上げます。

まだまだ予断を許さない世の中ですが、細心の注意を払いつつ、今後の研究活動に励んでいきたいと思います!ありがとうございました!

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