中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

EC43で「調理行動からの個性抽出の可能性に関する検討」というタイトルで発表してきました!(土屋駿貴)

   

春を感じられるようになってまいりましたが、朝夕はまだまだ冷えこみますね。みなさま体調にはお気をつけください。中村研究室B4の土屋駿貴です。

2017年3月10~3月11日にかけて神奈川県横浜市は慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された「第43回 情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会研究発表会」に中村先生、大野、白鳥と参加し、研究発表してきましたのでその報告をさせていただきます。


[発表内容]

「調理行動からの個性抽出の可能性に関する検討」

タイトルからもわかると思いますが、私は料理に関する研究を行っています。
料理に関する研究はすでに色々行われておりまして、例えば「クックパッドなどに掲載されているレシピをよりわかりやすいものにする」でしたり、「料理中の食材上に切り方などの具体的な情報をCGで提示する調理支援」など様々です。
私の研究ではそれらのような料理研究をよりユーザごとに使いやすくするために、人による違い「個性」というものに着目し、特に調理中に現れる個性について明らかにすることを目的としています

今回の研究では、まず実験として普段から料理をする大学生7人に協力していただき、それぞれ8日間にわたって実際に野菜炒めと炒飯をそれぞれ4回ずつ作っていただきました。また、その際の情報(調味料使用料、視線データ)を取得し、その後得られたデータから個人判別が可能かどうかを検証することで、調理行為中に個性が現れるのかどうかを確認しています。

実験では、料理を越えて調味料の使用量に個性が現れるかについて、野菜炒めで学習して炒飯を判定、または炒飯で学習して野菜炒めを判定といったことをSVMを用いて検証しておりまして、結果は以下の図になっています。ランダムが14%であることを考えると、4次元での判定は十分な制度といえるかもしれません。

これら以外の詳しい結果や内容は下に論文と発表スライドを載せておきますのでご覧ください。

この研究でわかったことを簡単にまとめますと

  • 調味料使用料に現れる個性は、料理に関わらず似ている傾向がある
  • 「炒める」行為における視線において個性が現れる可能性

となります。

[論文]

土屋駿貴, 中村聡史. 調理行動からの個性抽出の可能性に関する検討. 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC), vol. 2017-EC-43, no. 9, p. 1-8.

[発表スライド]

[感想]

久しぶりの学会発表でとても緊張していましたが、しゃべり始めるとだいぶ落ち着いて話せたのではないかと思います(写真はとても緊張してるように見えますが、、)。

また、今回は質疑の時間が長めに設けられていたので、「実験協力者の料理学習段階」や「実験を行う際の制約」などについて参加者のみなさんから貴重な意見コメントをいただけました。今後、この研究を発展させていけるよう参考にさせていただきたいと思います!ありがとうございました!

また、1日目の夜に行われた懇親会では、他の大学の先生方や学生の皆さんと交流させていただき、とても充実した時間が過ごせました。今後どこかであった際には、またよろしくお願いします!(下の写真は関西大学の松下研の方々と)

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