中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

SIGHCI169で「ウェブ上の画像に対する解説アニメーション付与システムの提案」というタイトルで発表してきました。(樋川一幸)

   

中村研B3の樋川です。

8月29日、30日に山口県下関市で行われた情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会(SIGHCI169)にて研究発表をさせて頂きました。

研究について

簡単に言うと、ウェブ上の画像に対してマウスカーソルのアニメーションなどを付けることにより、わかりやすくする、というシステムを提案しました。

例えば、パソコンにアプリケーションをダウンロードする方法を紹介するページでは、実際のダウンロードページのスクリーンキャプチャ画像が貼ってあり、文章でどこをクリックしたら良いのかを説明しているという構成がよく見られます。ただ、文章と画像の両方を理解しなければ、目的を達成するまで時間がかかってしまうということが考えられます。そこで、私はスクリーンキャプチャ画像に下の図のようなマウスカーソルが動くアニメーションを付けることができれば一発でどこをクリックしたら良いかをわかりやすく示すことができるようになるのではないかと考えました。

提案している手法は、下図のようにどこを操作したらよいのかなどをアニメーションで付与可能としているものになります。

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このマウスカーソルに加え、スマートフォン上での操作がイメージしやすい指のアイコンが動くモードや、地図での道順を示すのに適した人型のアイコンが動くモードも用意しました。

このシステムにより、不慣れな言語で書かれているページであっても画像に対するアニメーションで理解できるようになったり、利用しているコンピュータの種類に応じたアニメーションが作成されたり、地図でのナビゲーションをその目的とするユーザに応じて変更するなどの傾向がみられました。

このシステム(Deconaby)はGoogle Chromeの拡張機能として実装しています。まだアルファ版にすぎませんが、下記からChromeウェブストアからダウンロードして使うことができるので試してみてください!

Deconabyサイトへ

 

発表のスライドは下記の通りとなります。

[論文情報]

樋川一幸,松田滉平,中村聡史: ウェブ上の画像に対する解説アニメーション付与手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),2016-HCI-169(14),1-8 (2016-08-22) , 2188-8760

発表以外でも、オープンキャンパスなどで多くの方々にこのシステムを使ってもらいました。嬉しいことに、「わかりやすい!」「面白い!」といった声をたくさん聞くことができ、この研究をやって良かったなと思いました。

発表について

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研究会では私は、2日目の2つ目のセッションの2番目の発表でした。発表時間は質疑応答を含め25分でした。発表自体は緊張はしましたが、何とか練習の成果を発揮することができました。

質疑応答では私の理解力や知識が至らなかったこともあり、うまく意見を伝えることができなかったので、もっと勉強しなければと思いました。とても良い経験になりました。

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