中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

EC2015で「周辺視へのエフェクト提示による動画の視聴体験拡張」という研究について発表を行いました(松井)

   

中村研究室B3の松井です。

9月25日から27日まで北海道で開催されていたEntertainment Computing2015にて研究発表をしてきましたので、ずいぶんと間が空いてしまいましたがその報告をさせていただきます。

発表の様子発表の様子

記事のタイトルにもありますように、私の研究は「周辺視へのエフェクト提示による動画の視聴体験拡張」というものです。Webサイトなどで動画を視聴する際に、そのコンテンツの周辺部分に対して炎や迫り来る壁、チラつきなどといったエフェクトを提示することで視聴する動画コンテンツ自体に変化を加えることなく、コンテンツの迫力を増すなど印象を変化させることを目的としています。

そこで、動画コンテンツに対してエフェクトと視聴者を撮影したカメラ映像を付与するアプリケーションを実装し、実際にいくつかの動画を視聴してもらった際の印象値を調査し、提案手法の有用性を検証しました。

この実験の結果から、エフェクトの提示によってほぼ全てのコンテンツにおいて印象を強調することが可能であること、さらにカメラ映像を重畳表示することで一部のコンテンツではより印象を強調できることが分かりました。また、カメラ映像の提示によって逆に印象が弱まる コンテンツも存在したため、カメラ映像を周辺視に投影することで、ネガティブな感情のみを狙って抑制することができるのではないかと考察しています。

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投稿した論文は以下のリンクからダウンロードすることができます。ご興味のある方はどうぞ。

松井啓司,中村聡史,大島遼:周辺視へのエフェクト提示による動画の視聴体験拡張,エンターテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集,2015,pp.543-550(2015-09-18)

また、発表に用いたスライドも下記からアクセス可能です。

過去にも学会に参加したことはあったのですが、その時はチームの仲間と共同で、ポスターセッションのみの参加となりました。なので登壇発表という形での参加はとても新鮮で、それ以上に緊張したりもしましたが、これまで人前に立って何かをすることが少なかった自分にとってはとても良い経験になったと思います。前日まで練習に付き合ってくれた先生や研究室のメンバーの協力もあり、当日はこれまでで一番良い発表ができたと感じています。

登壇発表後にいただいた質問やデモ中に頂いたコメントも、どれも自分一人では決して思いつくことはなかった貴重な意見として、今後の研究に活かしていきたいと思います。

現在は今回の研究発表で得た知見をもとに実験を再設計中です。論文誌への投稿などを目標に今後も頑張ります。

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