中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

MANPU2016で”A Sustainable Practice Method of Hand-drawing by Merging User’s Stroke and Model’s Stroke”の発表をしてきました(久保田夏美)

   

中村研B3の久保田夏美です!

2016/12/4-12/8にメキシコのカンクンで行われた,ICPR2016のワークショップであるMANPU2016(The First International Workshop on coMics ANalysis, Processing and Understanding)に参加し,デモ&ポスター発表をしてきましたので,その参加報告をさせていただきます.

発表内容

今回私は,

“A Sustainable Practice Method of Hand-drawing by Merging User’s Stroke and Model’s Stroke”

という題名で発表させていただきました.これは,モチベーションを保ちつつ絵を描く技術の向上を支援することを目指したシステムの提案になります.

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私たちが提案およびデモ発表してきたシステムは,ユーザがタブレット上で実際に描く絵と,あらかじめ用意しておいたお手本の絵をリアルタイムに融合してユーザが描いた絵をお手本の絵に(少しだけ)似せ,(少しだけ)きれいに描けているように勘違いさせることによって,ユーザの絵の練習に対するモチベーションを高めることを狙っています.実際には,ユーザの手描きの絵を数式として表現し,またお手本の手描きの絵を数式として表現し,そのそれぞれを加重平均化することによって,ユーザの手描きをお手本に似せるという工夫をしています.この方法により,従来の練習方法(なぞり書きや模写での練習)よりも負荷が少なく楽しく練習でき,同時に絵も上手くなるのではと考え実現してきたものになります.

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システムやアルゴリズムは,情報処理学会のヒューマンコンピュータインタラクション研究会にて発表させていただいたものとほとんど同じものになっています.HCI研究会の時は文字を対象にしましたが,今回は絵を対象にユーザ自身の絵がどれほどお手本に近づいたのか,練習に対するモチベーションはどのような変化があるのかを実験・検証を行いました.

今回の実験では,お手本をひたすらなぞる「なぞり書き練習」と本システムを用いてもらう「融合による練習」の2つを比較しました.その結果,どちらの練習方法もお手本には近づきましたが,なぞり書き練習よりも,私たちのシステムを用いた練習の方が精神的負荷が少ないといったことが(なぞり書き練習はとてもつらいもので,我々のシステムは楽しく練習できるということが)フィードバックにより明らかになりました.

下図の上の段はなぞり書きによる練習の結果,下の段は提案手法による練習の結果となっています.どちらもきれいにはなっているのですが,圧倒的に提案手法による練習を実験協力者は楽しんでいました(というかなぞり書きはつらいというコメントが随所に出ていました).

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詳しい結果や考察は論文・ポスターをごらんください.

[ポスターPDF]

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[論文情報(まだ公開されいないようなのでもし内容にご興味がありましたら是非連絡ください!)]

Natsumi Kubota, Shijiro Nino, Satoshi Nakamura and Masaaki Macky Suzuki: A Sustainable Practice Method of Hand-drawing by Merging User’s Stroke and Model’s Stroke, MANPU2016 (The First International Workshop on coMics ANalysis, Processing and Understanding), 2016.

発表した感想

今回の発表では私たちは,システムを持っていき,参加者の皆さんにデモシステムを体験してもらいました.

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初めての国際学会ということもあり,英語や環境の違いなどで慣れないことばかりで大変なことが多かったです.しかし,海外に行くと普段とは違った視点から研究に対する意見もいただくことができ,とても勉強になりました.

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また,システムを使ってもらった際には,すごいリアクションをしてもらい楽しんでいただけて,研究を発表する楽しさを改めて実感することができました

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聞きに来てくださった人は,私が拙い英語を喋っていても熱心に聞いてくださり,わかるように意見を説明していただきとても優しい方ばかりでした.ただ,英語だと本当に伝えたいこと,研究の核を十分に伝えることができなかったなと思いました.そのため,コミュニケーションを円滑にでき,もっと深く議論し意見交換などができるようになりたいと強く思いました.

これからは一生懸命英語を勉強していきたいと思います!

カンクンの魅力

なんといっても,メキシコ料理がとても美味しかったです.ここは「フォレスト・ガンプ」という映画を題材にしたシーフードレストランです.

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エビとシーフードが盛りだくさんで,最高に満足することができました! 味付けも癖になる味で,ついつい食べ過ぎてしまいました…笑

 

また,海も目を疑うほど綺麗でした!

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今までに見たことないくらい綺麗なブルーで,透き通っていました.空き時間を利用して今年初の海水浴を楽しみましたが,忘れることができないほどの贅沢過な時間を過ごすことができました.

まとめ

初めての国際学会は,発表に向けた準備,英語の練習,慣れない環境での生活で大変なことがいっぱいでした.

しかし,日本ではできないような経験をたくさんでき,多くのことを吸収でき充実した5日間でした.

いろいろサポートしてくださった新納さん,研究室のメンバー,そして中村先生ほんとうにありがとうございました.

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