中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

HCS研究会で「周辺視野における知覚的鋭敏化による中心視野への影響の調査」というタイトルで発表してきました!(大野直紀)

   

こんにちは。中村研M2の大野直紀です。
梅雨が始まってますがいかがお過ごしでしょうか。僕は最近朝起きた時のダルさで雨降ってるかわかるようになってきました。

さて今回はHCSの5月研究会で「周辺視野における知覚的鋭敏化による中心視野への影響の調査」というタイトルで発表をしてきました!

研究の概要

自分に関連する文字列であれば過敏に反応してしまうという知覚的鋭敏化という現象があります。みなさんも自分の名前や名前の一部が含まれる語に反応してしまった経験はないでしょうか? ちなみに私は今城という名前も持っているので、「今成」という言葉にやたらと反応してしまいます。

さてこの文字列に関する知覚的鋭敏化、以下のような読みづらい文字列でも、名前が「中村」という人であればなんと書いてあるかすぐにわかるということをこれまでの研究で明らかにしてきました。

この以前の研究では、視野の中で文字を読むのが苦手とされる周辺視野においても、このような文字列であれば認識できるということを明らかにしたのですが、その文字列以外の認知にどのような影響を与えるのかという詳しい調査には至りませんでした。

そこで本研究は、過敏に反応してしまう文字列を、視野の中で文字を読むのが苦手とされる周辺視野という部分に提示した場合に人はどのような反応を見せるのかを明らかにするという研究です。

このために中心視野部分に3×3のタイルを8回個分光らせてその順序を覚えるというタスクに関する実験を設計し、その周辺視野の部分に自身の名前やそれ以外の名前を提示するという実験を行い、その結果として

  • 自身の名前が提示された直後の認知が阻害される
  • 自身の名前が完全に提示されてから約1秒後に周辺視野に注意を向けてしまう(提示された少し後に視線が動いてしまう)

ということがわかりました。ひとがついつい名前に引っ張られてしまうという点で面白い結果かなと思っています。
この知見を元に、視線誘導や認知阻害を用いたコンテンツの応用を行って行く予定です。

詳しい内容は以下の論文と以下のスライドをご覧ください。

論文情報

大野直紀, 中村聡史. 周辺視野における知覚的鋭敏化による中心視野への影響の調査. 信学技報, vol. 118, no. 49, HCS2018-4, pp. 17-21.

 

スライド

 

感想

久しぶりの発表でしたが、個人的には落ち着いて話すことができたかと思います!!
学会に普段から実験を多くやっている人が多く、実験についてのコメントをいただくことができ、非常に有意義でした!

また、僕は今回沖縄に初めて行ったのですが、海は綺麗だしご飯は美味しいし観光するところもいっぱいあるしで最高だったので、これから先の学会が全て沖縄で行われた方がいいと思いました。情報処理学会の方々ご検討お願いします。

これからも研究活動頑張ります!応援よろしくお願いします!

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