中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

EC2015で「個性豊かな手書きメッセージ生成手法の提案」という研究発表を行いました(佐藤)

      2015/10/10

中村研B3の佐藤 剣太です。

9月25日~27日に札幌教育文化会館、北海道大学にて開催されたEntertainment Computing 2015(EC2015)にて「個性豊かな手書きメッセージ生成手法の提案」というタイトルで、口頭発表およびデモ発表を行ってきましたので、その報告をさせていただきます。

佐藤 剣太 , 中村 聡史 , 鈴木 正明: 個性豊かな手書きメッセージ生成手法の提案, エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集, 2015, pp. 499-508 (2015-09-18).

この研究は3年生になって研究室に入ってから取り組んだテーマで、「手書き文字にアニメーションを付与することで、より豊かな文字表現が可能になるのではないか?」という考えのもと、その手書き文字アニメーションをできるだけ手軽に生成する仕組みを提案、実装し、その有用性を検証したものです。

提案手法

提案手法

提案手法はシンプルで、手書き文字を数式として表現し、その手書き文字に別のアニメーション用の数式(波形や音声入力など)を合成することによって、下図のようなアニメーション文字を数秒で作り上げることができるというものです。

文字アニメーションの例(怒りの感情を表現)

文字アニメーションの例(怒りの感情を表現)

wakeup

手書きメッセージの例

 

また、この構築したシステムについて実験を行い、

  • 怒りや悲しみについては文字アニメーションで表現しやすいが、喜びや楽しさは現在の手法では難しいこと
  • 文字を書いた本人とそれ以外の人物で、文字アニメーションの印象の受け方に違いがあり、書いた本人はよりその印象を強く感じること

などを明らかにしました。詳しくは以下のスライドや動画をご覧ください。

 

発表スライド

デモ動画

 

初の学会発表ということで終始緊張がおさまりませんでしたが、当日の朝まで練習を積み重ねたおかげもあってか、落ち着いてプレゼンをすることができたのではないかと感じています。

質疑では、

  • 「従来のKinetic Typographyでは喜びの感情は表現しやすく怒りや悲しみの感情は表現しづらいのに対し、この研究では逆の結果となっているのが面白い。別の手法によって喜びを表現出来る可能性などあれば教えてほしい」
  • 「文字に込めた意図がきちんと伝わらなかったのはアニメーション作成時の入力に問題があるのか、それとも文字の表現の問題なのか?」

といった質問や意見をいただきました。どちらもそれまでは深く考察していなかった部分だったので、これからの課題としていきたいと考えています。

発表したシステムはこちら(ZIP形式)からダウンロードできますので、ご興味のある方お試し下さいませ。

発表の様子

発表の様子

展示の様子

展示の様子

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