中村聡史研究室

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI

第10回ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会の参加報告(又吉康綱、斉藤絢基)

   

早いもので、もう師走ですね。

さて、ずいぶんと前になりますが、2017年7月7〜8日に京都大学で開催された第10回ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会に参加したので、その報告をさせていただきます。又吉の発表報告はこちらの記事をご覧ください。

気になった研究

ここでは、今回の研究会で気になった研究をいくつか紹介させていただきます。

又吉が気になった研究

文重要度と図表引用文の位置情報を用いた図表の重要度推定:平岡誉史(立命館大)

論文において図表というのは内容の理解を深めるために用いいるもので、ポスター発表や口頭発表のスライドにも同じものが使われることが多いです。そこで、論文中から重要な図表を自動的に見つけ、ポスター・スライド作成支援などを行いたいというモチベーションで研究されてました。

2017年は、論文を書き終わって、提出して、すぐスライド作りと大変ハードな2ヶ月になることが続いたので早く支援システムとして実現してほしいと思いました。

ウェアラブルセンサを用いたスポーツトレーニング支援技術とサービスへの展望:石田和成(広島工業大学)

スポーツの技能習得には、トレーナーの助言が大切なそうなのですが、認識の不一致が起こったり、言語による伝達がしにくかったりと問題点が多くあるようです。ライフログなどに限られた市場しかないウエアブルセンサを用いて動作の確認などを行うのを提案されてました。

スマートフォンには、万歩計のような機能があったり、アップルウォッチに至っては脈拍も測ることもでき、今後さらにウエアブルセンサの機能は増えると思います。一般の人がそういう健康管理に使うものをスポーツ分野に活かせるようになると、中学校高校の部活動の指導にも取り入れることができるのではないかと、勝手に応用先を考えてました。

斉藤が気になった研究

新聞社のニュース説明文における記事の要約特徴分析:川上沙耶加(法政大)

この研究は、SNS上で適切に記事を紹介し、より読者に訴求する文になるような文(ニュース説明文)を自動で生成するため、記者が書いた新聞記事とニュース説明文を分析するというものです。分析の結果、ニュース説明文は従来の要約と読者が読みたくなるような単語や文で構成されていることを明らかにしていました。

この発表で、記者がニュース説明文を作成する際、結論をあえて書かなかったり、インパクトのある単語をわざと使うといった工夫を凝らしているという話をされていて、弊研究室で取り組んでいるネタバレ研究と関係のある話だなと本筋とは少し離れたところで勝手に盛り上がっていました。

地域型イベントの収集とその分類手法の検証:福馬智生(東京大)

地方でイベントが起こると、予想だにしない数の人が集まり、宿泊施設や商店といった会場周辺の施設がパニックになり、店舗運営に支障をきたしてしまうという問題があります。この研究では、「いつ」「どこで」「どんな」というイベント情報を事前に把握することで、需要予測を行い、周辺施設のパニックを回避させる手法を検討しています。

私の妹が大学受験時、受験会場の近くで某アーティストのライブが開催されているせいで、宿泊施設が取れず、家族一同苦い思いをした過去があるので、この研究の発表を聞いたとき、周辺施設だけでなく個人への注意喚起もできるようになるのではないかと期待が膨らみました。

感想

又吉のはじめての登壇発表も無事終了し、本研究会で発表した研究内容で優秀研究賞をいただくことができました!実験に協力してくださった皆さん、そして発表原稿の作成に協力してくださった中村先生、本当にありがとうございました。

発表した又吉と便乗した斉藤

夏の京都は暑かったですが、魅力的な景色が多く、美味しい料理とお酒を嗜むことができました。素敵な街ですね、京都。

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